日産証券グループの立会外分売分析

銘柄名 8705】 日産証券グループ
市場 東証スタンダード
信用区分 貸借
実施目的 当社株式分布状況のさらなる改善及び流動性のより一層の向上、並びに株主数の増加を目的として行うものであります。

本立会外分売に関して、当社の親会社及び主要株主である筆頭株主の株式会社NSHDが保有する当社株式40,116,900株の一部について売却するものです。

株式会社NSHDからは、当該立会外分売実施後も、引き続き安定株主として一定の株式数を長期保有する旨の報告を受けております。

スケジュール

発表日 2024/05/22 (水)
予定期間 2024/05/30 (木) ~ 2024/06/03 (月)
実施日 2024/05/30 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 211 円
分売枚数 17,500 枚 前日終値 171 円
申込上限 100 枚 分売価格 166 円
PER - 倍 割引率 -2.92 %
PBR 0.62 倍 発表日比 -21.33 %

株式情報

発行済株数 59,959,902 株 時価総額 9,953 百万円
浮動株数 2,338,436 株 浮動株総額 388 百万円
分売株数 2,500,000 株 分売総額 415 百万円
前日出来高 3,322,700 株 出来高/分売数 132.91 %
対株式数比 4.17 % 浮動株比率 3.90 %
対浮動株比 106.91 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに1,000枚以上と流動性は高い。

2024年3月期3Q決算説明資料には12月末時点で流通株式比率は上場維持基準を満たしている旨の記載があるが、期末決算資料にはその記載がなくなっているのが気になるところ。

ざっと計算しても数字の上ではギリギリといったところで、3月末の株主構成で未達が判明したのではないか。

年間配当は未定。株主優待は3月権利500株1年でクオカード2,000円分の設定があり、優待利回りは1.5%ほど。

証券業ということで業績予想は非開示だが、暫定的に前期実績ベースではPER16.9倍、PBR0.66倍と市場平均並み。

株価は150-200円近辺での取引が多かったが、おそらくは優待権利取りと思われる買い需要で3月末にかけて280円近くまで上昇した後には反落している。

とりあえず貸借銘柄ということで利益は出るだろうが、いかんせん低位株過ぎて利幅という意味ではかなり限定的。

手数料の高い口座では骨折り損になることが見えているので手抜きで適当に参加する程度でいいのではないか。

株価も安いので500株保有して来年3月の権利日前に売り捌くのが最も期待値の高い方法ではないかと思われる。

5/19追記:

発表日より大幅に売り込まれており、分売価格は年初来安値以下とそれなりの値ごろ感はある。

株価的には問題ないのだが昨今の分売中止の影響により空売りの入りはいまひとつといったところ。

下値は限定的なものの浮動株が3割もない中で発行済株式の4%の分売となると上値は重く大して利益は見込めない。

とりあえず参加方向でいいだろうが枚数を集めたところで手間の割に合うかどうかといった感じがする。

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