大村紙業の立会外分売分析
銘柄名 | 【3953】 大村紙業 |
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市場 | 東証スタンダード |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | スタンダード市場における流通株式時価総額の項目に関する基準を充たしていないため、当該基準の早期達成に資するべく、当社株式の分布状況の改善や流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。
なお、株式市場の急激な変動等により実施が困難となった場合には、中止又は延期する可能性があります。 |
スケジュール
発表日 | 2024/03/11 (月) |
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予定期間 | 2024/03/19 (火) ~ 2024/03/22 (金) |
実施日 | 2024/03/19 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 831 円 |
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分売枚数 | 3,400 枚 | 前日終値 | 802 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 778 円 |
PER | 13.70 倍 | 割引率 | -2.99 % |
PBR | 0.68 倍 | 発表日比 | -6.38 % |
株式情報
発行済株数 | 3,561,676 株 | 時価総額 | 2,771 百万円 |
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浮動株数 | 406,031 株 | 浮動株総額 | 316 百万円 |
分売株数 | 177,000 株 | 分売総額 | 138 百万円 |
前日出来高 | 22,800 株 | 出来高/分売数 | 12.88 % |
対株式数比 | 4.97 % | 浮動株比率 | 11.40 % |
対浮動株比 | 43.59 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに100枚程度と流動性はやや低い。 2020年3月以来、4年ぶり3回目の分売実施となっている。 時価総額が30億円程度で流通株式比率が26%程度しかないため、流通株式時価総額は8億円程度とスタンダード市場の基準である10億円を下回っているための分売実施となっている。 この手の案件によくありがちな1.5億円程度の分売で充足しようとしても結果それ以上に株価が下落することが多いため優待新設などの根本的な株価対策が先決ではないか。 今期業績は売上高15%、営業利益+12%を見込んでおり、3Q時点での進捗率は86%と好調そう。 年間配当は30円で利回りは3.8%ほど。株主優待はない。 PER13.1倍、PBR0.57倍の株価水準は市場平均並み。 株価は昨年11月の2Q決算を材料に600円近辺から急騰して直近では800円台で取引されているが過熱感はない。 元から浮動株が少ない中で発行済株式の5%もの分売となるとそれなりの売り圧力となるため上値は重そう。 前回はこの2/3くらいの数量だったにも関わらず寄りから盛大に割れており終始見せ場のない展開であった。 3月期末一括配当銘柄のためしばらく放置すれば戻しそうなところではあるが、短期的には微妙かもしれない。 3/18追記: 発表日よりやや売り込まれており、分枝価格は過去2ヶ月の安値以下と一定の値ごろ感はある。 先日の田中建設工業でさえなんとかなったところを見ると、市況も回復しており期末配当絡みでなんとかなりそう。 ただし短期筋の参加者が増えると往々にして微妙な結果になりがちなためスイング前提での参加としたい。 |