田中建設工業の立会外分売分析

銘柄名 1450】 田中建設工業
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 当社株式の流動性の向上及び株式分布状況の改善を図るため

スケジュール

発表日 2024/03/05 (火)
予定期間 2024/03/13 (水) ~ 2024/03/15 (金)
実施日 2024/03/13 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,220 円
分売枚数 1,600 枚 前日終値 1,989 円
申込上限 50 枚 分売価格 1,910 円
PER 8.45 倍 割引率 -3.97 %
PBR 1.39 倍 発表日比 -13.96 %

株式情報

発行済株数 4,349,800 株 時価総額 8,308 百万円
浮動株数 321,885 株 浮動株総額 615 百万円
分売株数 150,000 株 分売総額 287 百万円
前日出来高 24,600 株 出来高/分売数 16.40 %
対株式数比 3.45 % 浮動株比率 7.40 %
対浮動株比 46.60 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は50枚、出来高0枚と流動性に乏しい。

2020年11月以来、3年ぶり2回目の分売となっている。

スタンダード市場の上場維持基準は満たしており分売の必要性はないが、筆頭株主が66%も保有しているため流動性が低すぎるための改善策としての分売実施と考えられる。

今期業績は売上高+7%、営業利益-11%を見込むものの、3Q時点での進捗率は66%と会社予想は未達懸念がある。

年間配当は73円で利回りは3.8%ほど。株主優待はない。

PER8.79倍、PBR1.34倍の株価水準はやや割安感がある。

株価は去年中は冴えない下落基調だったが、年末の1,900円台を底値にして上向いてきており、直近では2,200円前後。

前回でさえも2,000枚の分売ではほぼ水面下の展開でまったく見せ場がなかったが、今回も似たような展開となりそう。

ただ唯一の取り柄は3月一括配当銘柄で権利日が近いため分売価格を割り込んだとしても放置すれば救われそう。

かといってそれ以外には参加メリットもないため、現在のまま流動性が向上しなければ見送り方向で十分ではないか。

3/12追記:

発表日より1割近く売り込まれており、分売価格は年初来安値に迫る価格で4%割引と一定の値ごろ感はある。

チャートと価格だけなら悪くないのだが、あとは需給次第で短期筋の参加が多いと前回同様に同値近辺での寄りか。

これ以上の下値は限定的かと思われるが、市況も不安定なため朝の気配次第での参加判断ということにしたい。

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