アイビスの立会外分売分析

銘柄名 9343】 アイビス
市場 東証グロース
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るとともに、留保金課税の対象となる特定同族会社の認定を外すことを目的とするものです。

本立会外分売に関して、当社の主要株主である筆頭株主及び親会社以外の支配株主である代表取締役社長神谷栄治が保有する当社株式について売却するものであり、約定結果によっては当社の親会社以外の支配株主の異動が発生する可能性があります。

当社の親会社以外の支配株主の異動が発生した場合は、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2024/02/13 (火)
予定期間 2024/02/21 (水) ~ 2024/02/27 (火)
実施日 2024/02/21 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,875 円
分売枚数 2,300 枚 前日終値 2,942 円
申込上限 30 枚 分売価格 2,854 円
PER 15.78 倍 割引率 -2.99 %
PBR 40.34 倍 発表日比 52.21 %

株式情報

発行済株数 3,635,063 株 時価総額 10,374 百万円
浮動株数 548,895 株 浮動株総額 1,567 百万円
分売株数 150,000 株 分売総額 428 百万円
前日出来高 390,000 株 出来高/分売数 260.00 %
対株式数比 4.13 % 浮動株比率 15.10 %
対浮動株比 27.33 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

2023年3月に東証グロース市場に上場している。

筆頭株主の社長が52%を保有しているため特定同族会社扱いで留保金課税の対象となっているところ、今回の分売で4%を売却するため特定同族会社からは外れる形となる。

前期も大幅な増収増益で着地しているが、今期もさらに売上高+5%、営業利益+120%というかなりの高成長を見込む。

年間配当は30円で利回りは1.6%ほど。株主優待はない。

PER15.6倍、PBR8.07倍の株価水準は割高感がある。

株価は新興銘柄のため値動きはやや激しいが、昨秋ごろの1,300円割れを底値として1,800円台まで復調している。

今回の決算発表を受けてあまり急騰しすぎなければいいが、値決め次第によっては高値掴み案件にもなりかねない。

もう少し株価が沈静化することを参加条件としたい。

2/20追記:

前述の決算発表による今期予想を好感しての材料株化しており、分売発表日から1.5倍近くまで急騰している。

最良気配だけでも20円近く離れており、1日の値動きで割引率が余裕で霞んでしまうほどにボラティリティが高い。

この手の案件では流動性があっても分売に絡んだ便乗売りが出やすくどちらに動くかまったく判断がつかない。

うまくいけば利益が出る可能性もあるが値嵩株でハイリスクな案件であるため、当日朝の気配での判断としたい。

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