佐藤商事の立会外分売分析
銘柄名 | 【8065】 佐藤商事 |
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市場 | 東証プライム |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るために立会外分売を行うことが最良との判断に至ったため。 |
スケジュール
発表日 | 2023/12/06 (水) |
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予定期間 | 2023/12/15 (金) ~ 2023/12/21 (木) |
実施日 | 2023/12/15 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,513 円 |
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分売枚数 | 5,900 枚 | 前日終値 | 1,423 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 1,388 円 |
PER | 9.73 倍 | 割引率 | -2.46 % |
PBR | 0.64 倍 | 発表日比 | -8.26 % |
株式情報
発行済株数 | 21,799,050 株 | 時価総額 | 30,257 百万円 |
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浮動株数 | 2,942,872 株 | 浮動株総額 | 4,085 百万円 |
分売株数 | 254,200 株 | 分売総額 | 353 百万円 |
前日出来高 | 288,800 株 | 出来高/分売数 | 113.61 % |
対株式数比 | 1.17 % | 浮動株比率 | 13.50 % |
対浮動株比 | 8.64 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板は200枚、出来高150枚程度と流動性はまずまず。 2021年9月以来、2年ぶり3回目の分売実施となっている。 プライム市場の上場維持基準は昨年時点では充足できているものの、直近の出来高では1日平均売買代金がやや厳しいか。 過去2回の分売も同目的で会社主導での大株主である事業法人からの売却依頼だったため今回も同等と考えられる。 今期業績は概ね横ばいで、2Q時点での進捗率は46%で概ね前期比並みとほぼ計画通り推移している。 年間配当は65円で利回りは4.7%ほど。株主優待はない。 PER5.74倍、PBR0.52倍の株価水準は割安感がある。 株価は1,400-1,600円あたりのレンジで取引されており、過去のチャートからも底値として1,400円は強く意識される。 前回以降に貸借銘柄に選定されていることから、需給面ではこれまでと違って問題なく捌ききれるものと思われる。 その上に指標的な割安感と高い配当利回りもあって当日には潜在的な買い需要も十分に期待できそう。 発表時点では今年最後のまともな分売になりそうなため、締めくくりとしてはぜひ獲得しておきたい案件となる。 12/14追記: 値決め日にやや買い上げられているのと割引率が渋いのは残念だが、それでも過去半年の安値以下の価格は魅力的。 流動性も十分に向上しており、テクニカル的にもレンジ下限の1,400円は底堅く安定した利幅が取れそう。 元から高配当バリュー株だったのが株価下落も相まってさらに魅力的な案件となっており予定通り参加としたい。 今年最後の案件ではなくなってしまったが中長期の持ち越しでも満足できる結果になるのではないだろうか。 |