トヨクモの立会外分売分析

銘柄名 4058】 トヨクモ
市場 東証グロース
信用区分 貸借
実施目的 分売人より一定数量の売却意向があり、株式の分布状況の改善、流動性の向上を目的としています。

なお、本件実施後は当社は留保金課税の対象となる特定同族会社の認定から外れる予定です。

スケジュール

発表日 2023/11/13 (月)
予定期間 2023/11/21 (火) ~ 2023/11/24 (金)
実施日 2023/11/21 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,493 円
分売枚数 3,100 枚 前日終値 1,311 円
申込上限 30 枚 分売価格 1,272 円
PER 29.40 倍 割引率 -2.97 %
PBR 8.04 倍 発表日比 -14.80 %

株式情報

発行済株数 10,996,000 株 時価総額 13,987 百万円
浮動株数 1,011,632 株 浮動株総額 1,287 百万円
分売株数 384,100 株 分売総額 489 百万円
前日出来高 429,000 株 出来高/分売数 111.69 %
対株式数比 3.49 % 浮動株比率 9.20 %
対浮動株比 37.97 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに300枚程度と流動性は高い。

社長とその資産管理会社で議決権の過半数を保有しているため特定同族会社で留保金課税の対象となっている。

分売目的の通り実施後には特定同族会社でなくなる見込み。

通期業績予想を上方修正しており、今期は売上高+25%、営業利益+34%と大幅な増収増益を引き続き見込んでいる。

年間配当は10円で利回りは0.8%ほど。株主優待はない。

PER23.2倍、PBR7.80倍の株価水準は割高感があるが、営業利益率30%な上に高い成長率を加味すれば高くはない。

株価は初夏にかけての1,900円手前までは上昇基調であったが、それ以降は1,300円台まで反落しており75日線が上値抵抗線として意識されている模様。

とりあえず貸借銘柄ではあるため安定した利益は見込めそうだが、注意喚起のため売り禁リスクがある。

必要に応じて両建てをするなど臨機応変に対処したい。

11/20追記:

発表日より1割以上売り込まれており、1,300円割れの分売価格は2月以来の安値圏と一定の値ごろ感はある。

空売りの入りはいまひとつ感は否めないものの、流動性は十分に向上しているため一定の利益は見込めると思われる。

元から下落基調のチャートではあるため当日の買い戻し一巡後にどこまで戻すかは不透明なところ。

下抜けしなければ持ち越しも面白そうだが、ここから下落基調に入ると下値が見えないため売り時は注意したい。

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