バルニバービの立会外分売分析

板は200枚、出来高300枚程度と流動性はやや高い。

2022年6月以来、1年ぶり3回目の分売実施となっている。

昨年に資本業務提携したSBIが手放すとは考えづらいため、消去法で社長か資産管理会社からの売却と思われる。

前期はコロナ禍からの回復により大幅増益となったが、今期業績は売上高-3％、営業利益-35％と減益を見込んでいる。

年間配当は7.5円で利回りは0.6％ほど。株主優待として1,7月権利で株数に応じて食事券の設定がある。

PER19.8倍、PBR3.55倍の株価水準はやや割高感がある。

株価は4月頃まで1,000円前後だったものが夏頃にかけて一時1,700円台まで上昇して直近では反落している。

さすがに発行済株式の5％で浮動株もそう多くないのに6億円規模のとなると上値は重くなること必至か。

前々回が35万株規模で辛うじて浮上した結果を見るに今回も同値近辺での大して旨味のない案件になるのではないか。

10/17追記：

発表日より10％売り込まれており一定の値ごろ感はあるが、この流動性と買い板では捌ききれるか微妙なところ。

上昇前の底値よりも安くないという点も下落途中のチャートというところもあって下値が見通しづらい。

参加者が少なければ浮上する場面はあるかもしれないが、発行済株式の5％となると従来のようにはいかないだろう。