ヒロタグループホールディングスの立会外分売分析
銘柄名 | 【3346】 ヒロタグループホールディングス |
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市場 | 名証ネクスト |
信用区分 | なし |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るためであります。 |
スケジュール
発表日 | 2023/09/26 (火) |
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予定期間 | 2023/10/03 (火) ~ 2023/10/06 (金) |
実施日 | 2023/10/03 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 109 円 |
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分売枚数 | 13,800 枚 | 前日終値 | 106 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 96 円 |
PER | 59.37 倍 | 割引率 | -9.43 % |
PBR | 10.61 倍 | 発表日比 | -11.93 % |
株式情報
発行済株数 | 14,285,253 株 | 時価総額 | 1,371 百万円 |
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浮動株数 | 928,541 株 | 浮動株総額 | 89 百万円 |
分売株数 | 652,800 株 | 分売総額 | 63 百万円 |
前日出来高 | 23,700 株 | 出来高/分売数 | 3.63 % |
対株式数比 | 4.57 % | 浮動株比率 | 6.50 % |
対浮動株比 | 70.30 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は100枚、出来高50枚程度と流動性に乏しい。 名証は相当に上場維持基準が緩いため、分売目的の通り純粋に大株主からの処分目的であると考えられる。 今期業績は薄氷の黒字予想ではあるものの、1Q時点では前年同期比で減収かつ赤字幅拡大と先行きは不透明感がある。 配当は無配。株主優待として3月権利で1年・1,000株以上保有にて自社製品(シュークリームなど)の設定がある。 PER51.9倍、PBR13.0倍の株価水準は非常に割高感がある。 FUJIジャパン以来の久々となる非制度信用銘柄であり、2期前は債務超過という理由だけでなくガバナンス上も取引所が適当と認めない問題のある銘柄ではないかと思われる。 上場時に結託して公募価格を高値で設定したことでエイチ・エス証券が金融庁から業務改善命令を受けたり、株主総会で創業家社長が業績低迷により解任されたり枚挙に暇がない。 低位株と優待で100円前後の値を保っているだけであり、指標的には半値以下が妥当な株価水準ではないか。 銘柄的にもなにひとつ褒めるところがなく、分売数量の過大感もあるため売れ残りでなければ同値がいいところか。 どうせ完売してしまうだろうがこの分売にどれくらいの参加者がいるのかを見守っておくことにしたい。 10/2追記: このままでは売り切れないと悟ったのか値幅的な面で制度上許容される最大の割引率での実施となっている。 逆に言えばここまでしてでも売り切りたいという大株主の意思の現れであり、尚更に中期的には保有したくはない。 低位株ということで売り物は出づらい節目の100円割れの分売価格は過去2年間の安値以下で一定の値ごろ感はある。 しかし積極的な買い需要があるかというと微妙なところで、分売価格同値前後の寄りがいいところではないか。 |