第一カッター興業の立会外分売分析
銘柄名 | 【1716】 第一カッター興業 |
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市場 | 東証プライム |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2023/08/14 (月) |
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予定期間 | 2023/08/22 (火) ~ 2023/08/29 (火) |
実施日 | 2023/08/22 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,359 円 |
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分売枚数 | 5,800 枚 | 前日終値 | 1,211 円 |
申込上限 | 20 枚 | 分売価格 | 1,174 円 |
PER | 18.07 倍 | 割引率 | -3.06 % |
PBR | 1.72 倍 | 発表日比 | -13.61 % |
株式情報
発行済株数 | 12,000,000 株 | 時価総額 | 14,088 百万円 |
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浮動株数 | 960,000 株 | 浮動株総額 | 1,127 百万円 |
分売株数 | 599,700 株 | 分売総額 | 704 百万円 |
前日出来高 | 263,700 株 | 出来高/分売数 | 43.97 % |
対株式数比 | 5.00 % | 浮動株比率 | 8.00 % |
対浮動株比 | 62.47 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに200枚程度と流動性はまずまず。 2019年以来、3年半ぶり2回目の分売実施となっている。 プライム市場に上場しているが、直近での流通株式時価総額が未達とのことでスタンダード市場降格を選択している。 そのためこのタイミングでの発行済株式の5%もの分売の必要性は特段なく大株主からの処分目的だと考えられる。 前期は当初予想よりも上振れにて着地したが、今期は売上高-5%、営業利益+3%とほぼ横ばいを見込んでいる。 年間配当は35円で利回りは3.0%ほど。株主優待はない。 PER7.59倍、PBR0.79倍の株価水準は割安感がある。 年初の1,000円台から直近1,500円台手前までは綺麗な右肩上がりのチャートで推移しており、いい押し目になりそう。 分売数量はやや多いが貸借銘柄で手頃な株価のバリュー株ということもあって当日は実需買いも十分あると思われる。 流動性の改善と空売りが十分入ることに期待したい。 8/21追記: 発表日より1割程度売り込まれており、分売価格は節目の1,200円割れとちょうどいい押し目となっている。 やや空売りが物足りない感は否めないが、指標的な割安感もあって一定程度の利益は見込めるのはないか。 ただやはり買い戻し一巡後の上値は重そうな展開が予想されるため、利確タイミングについては注意されたい。 |