兵機海運の立会外分売分析
銘柄名 | 【9362】 兵機海運 |
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市場 | 東証スタンダード |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、また当社株式の流動性向上および株主数増加を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2023/05/16 (火) |
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予定期間 | 2023/05/23 (火) ~ 2023/05/29 (月) |
実施日 | 2023/05/23 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,961 円 |
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分売枚数 | 1,000 枚 | 前日終値 | 1,914 円 |
申込上限 | 15 枚 | 分売価格 | 1,857 円 |
PER | 6.45 倍 | 割引率 | -2.98 % |
PBR | 0.91 倍 | 発表日比 | -5.30 % |
株式情報
発行済株数 | 1,224,000 株 | 時価総額 | 2,273 百万円 |
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浮動株数 | 436,968 株 | 浮動株総額 | 811 百万円 |
分売株数 | 46,800 株 | 分売総額 | 87 百万円 |
前日出来高 | 30,000 株 | 出来高/分売数 | 64.10 % |
対株式数比 | 3.82 % | 浮動株比率 | 35.70 % |
対浮動株比 | 10.71 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板は100枚、出来高50枚程度と流動性はやや低い。 2022年11月に続き半年ぶり3回目の分売実施となっている。 前回の分売は共栄火災海上保険、関西りそな銀行、みなと銀行からの共同処分となっており、引き続き今回も政策保有株式処分の一環としての分売実施だと考えられる。 スタンダード市場の上場維持基準は満たしているが、時価総額が20億円超しかないため流通株式時価総額をもう少し向上させたいためではないかと考えられる。 前期は増収増益での着地となったが、今期業績は売上高-13%、営業利益-5%と一転して反落を見込んでいる。 年間配当は100円で利回りは5.4%ほど。株主優待はない。 PER5.48倍、PBR0.58倍の株価水準は割安感がある。 業績改善の一服感などから3月に2,600円台の天井を付けてからは直近2,000円割れまで反落している。 高配当で割安な株価もありバリュー株投資家好みな銘柄で現値でも下値では買い需要は期待できそう。 既に配当利回り5%はあることから過去比較でも1,900円を大幅に割り込んでの下落はあまり想定しづらい。 分売数量も少なく需給的には堅調な値動きとなりそう。 5/22追記: 目先ではやや戻しているが分売価格は年初来安値を下回っており値ごろ感のある株価水準となっている。 配当利回りも底支えとなっており、1,900円以下では根強い買い需要があるのではないかと思われる。 先日のヒップのように高配当銘柄は下値リスクも限定的であるため反発狙いでしばらく放置でも面白そう。 もっとも、この株数ではまず配分は見込めないため深く考えずに参加してもまったく問題ないといえる。 |