巴川製紙所の立会外分売分析

銘柄名 3878】 巴川製紙所
市場 東証スタンダード
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため。

スケジュール

発表日 2022/12/15 (木)
予定期間 2022/12/22 (木) ~ 2022/12/27 (火)
実施日 2022/12/22 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 748 円
分売枚数 3,800 枚 前日終値 668 円
申込上限 50 枚 分売価格 648 円
PER 5.11 倍 割引率 -2.99 %
PBR 2.90 倍 発表日比 -13.37 %

株式情報

発行済株数 10,389,406 株 時価総額 6,732 百万円
浮動株数 1,205,171 株 浮動株総額 781 百万円
分売株数 169,000 株 分売総額 110 百万円
前日出来高 80,900 株 出来高/分売数 47.87 %
対株式数比 1.63 % 浮動株比率 11.60 %
対浮動株比 14.02 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

※ザラバ中発表のため、発表日終値は直近約定値を採用

2019年以来、3年ぶり2回目の分売実施となっている。

特段分売の必要性もなく、株主構成からすると取引先中心の持ち合いが多いため大株主からの処分目的と思われる。

今期業績は売上高+5%、営業利益-24%の減益を見込んでいるが、2Q時点では前期比増益かつ進捗率は83%と上期偏重型を考慮してもさほど落ち込まないのではないかと思われる。

年間配当は15円で利回りは2.3%ほど。株主優待はない。

PER4.80倍、PBR0.52倍の株価水準は割安感がある。

株価は今年に入ってからは600-850円近辺で推移しており、底値目処としては600円辺りが意識されそうなところ。

分売数量も少なく手頃な株価で貸借銘柄なバリュー株となると前回同様に安定的な利益が期待できそう。

そこまで派手な利益は見込めないが、いまのところは今年最後の分売を締めくくるにはふさわしい案件といえる。

ぜひ今年の締めとして参加としておきたい。

12/21追記:

発表日より100円近く売り込まれており、分売価格は過去5ヶ月の安値圏と値ごろ感のある株価となっている。

流動性も十分に改善しており、買い板も厚くなっていることから当初の目論見通り一定の安定した利益は見込めそう。

年末にかけての処分売りが予想されることから上値はあまり見込めないが、今年最後の案件としてぜひ参加したい。

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