東京一番フーズの立会外分売分析
銘柄名 | 【3067】 東京一番フーズ |
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市場 | 東証プライム |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 株式時価総額の拡大によりプライム市場の上場維持基準への適合を実現することを目的とするものです。 |
スケジュール
発表日 | 2022/12/06 (火) |
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予定期間 | 2022/12/13 (火) ~ 2022/12/16 (金) |
実施日 | 2022/12/13 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 576 円 |
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分売枚数 | 3,800 枚 | 前日終値 | 490 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 476 円 |
PER | 63.79 倍 | 割引率 | -2.86 % |
PBR | 17.15 倍 | 発表日比 | -17.36 % |
株式情報
発行済株数 | 8,978,800 株 | 時価総額 | 4,274 百万円 |
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浮動株数 | 3,034,834 株 | 浮動株総額 | 1,445 百万円 |
分売株数 | 448,000 株 | 分売総額 | 213 百万円 |
前日出来高 | 494,500 株 | 出来高/分売数 | 110.38 % |
対株式数比 | 4.99 % | 浮動株比率 | 33.80 % |
対浮動株比 | 14.76 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は200枚程度だが、出来高は50枚程度と流動性は低い。 2014年以来、8年ぶり4回目の分売実施となっている。 プライム市場の上場維持基準への適合を目的としているものの、現状で時価総額はわずか50億円程度しかない。 現状だと流通株式時価総額は25億円程度であり、この状況下で100億円を達成するのは事実上株価が4倍近くならないといけない計算となり、かなりの無茶だと断言できる。 このように経過措置をいいことにプライム市場に相応しくない企業が居座るようでは市場再編の意義が問われる。 今期業績は売上高+34%、営業利益赤字縮小で着地しており来期は黒字化を見込むも先行きは不透明。 年間配当は無配。株主優待は3/9月権利で500株以上にて株数に応じて株主優待券の設定がある。 PER41.4倍、PBR3.09倍の株価水準はやや割高感がある。 優待の効果がいくらかあるにしても、過去3年間でさえ600±30円という異常に狭いレンジで取引されている。 まるで何者かによって買い支えされているかのように、TOB銘柄を除いてこれだけ安定している銘柄はまず見ない。 とりあえず手頃な貸借銘柄ということで需給面は特段の心配はなさそうだが、あまり利益も見込めなさそう。 業績もいまひとつで特にこの銘柄に投資するメリットを見いだせないため、短期勝負に留めることとしたい。 12/12追記: 発表日より100円近く売り込まれており、分売価格はコロナショック以来の安値と値ごろ感はある。 ただ空売りの入りはそこまで多いわけでもなく、とりあえず大きな損はなさそうだが利益もなさそう感じがする。 価格帯と銘柄名から先日のシンクロ・フードを連想してしまうところだが、さすがにこれだけ調整していれば安泰とは思われるものの念のため朝の気配は確認することにしたい。 |