富士興産の立会外分売分析
銘柄名 | 【5009】 富士興産 |
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市場 | 東証スタンダード |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 当社株主から一定数量の売却意向が示され、当社として検討した結果、当社株式の分布状況改善および流動性向上を図るために立会外分売を実施することを選択いたしました。 |
スケジュール
発表日 | 2022/11/25 (金) |
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予定期間 | 2022/12/02 (金) ~ 2022/12/08 (木) |
実施日 | 2022/12/02 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,208 円 |
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分売枚数 | 5,700 枚 | 前日終値 | 1,126 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 1,098 円 |
PER | 15.83 倍 | 割引率 | -2.49 % |
PBR | 1.17 倍 | 発表日比 | -9.11 % |
株式情報
発行済株数 | 8,743,907 株 | 時価総額 | 9,601 百万円 |
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浮動株数 | 1,766,269 株 | 浮動株総額 | 1,939 百万円 |
分売株数 | 430,000 株 | 分売総額 | 472 百万円 |
前日出来高 | 494,100 株 | 出来高/分売数 | 114.91 % |
対株式数比 | 4.92 % | 浮動株比率 | 20.20 % |
対浮動株比 | 24.35 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板は400枚、出来高200枚程度と流動性はやや高い。 特段分売の必要性もなく、持ち合い株式など分売目的通りの大株主からの処分目的での分売実施と考えられる。 今期業績は売上高+21%、営業利益+31%を見込んでおり、例年下期偏重のため比較しづらいが2Q時点では前期比では増収増益で着地しているため概ね計画通りか。 年間配当は81円で利回りは7.3%ほど。株主優待はない。 PER13.6倍、PBR0.74倍の株価水準は市場平均並み。 株価は直近では1,100-1,200円あたりの比較的狭いレンジ相場で安定しておりボラティリティは低い。 表面上の配当利回りは高いが、中期経営計画に基づき2023年度までは自社株買いを含めた総還元性向100%を目安としているだけで今後も持続性があるかは注意が必要。 それでもやはり高配当であることには変わりないため、下値では一定の実需による買い需要は期待できると思われる。 とりあえず貸借銘柄であるため需給面でも心配はなく、安値である1,100円台前半以下で値決めならいい案件となるか。 12/1追記: 発表日より5%以上は売り込まれており、節目の1,100円割れの分売価格は過去4ヶ月の安値以下と値ごろ感はある。 ただ割引率が若干渋いことだけが唯一惜しいところ。 1,100円付近の買い板も非常に厚くなっており、やはり高配当ということで下値では根強い買い需要が期待できる。 下値リスクも限定的で参加しやすく、高寄りしなければ需給一巡までしばらく持ち越しても面白いかもしれない。 |