綜研化学の立会外分売分析

銘柄名 4972】 綜研化学
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 株主からの売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2022/11/18 (金)
予定期間 2022/11/29 (火) ~ 2022/12/01 (木)
実施日 2022/11/29 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,789 円
分売枚数 2,300 枚 前日終値 1,765 円
申込上限 30 枚 分売価格 1,712 円
PER 7.85 倍 割引率 -3.00 %
PBR 0.91 倍 発表日比 -4.30 %

株式情報

発行済株数 8,300,000 株 時価総額 14,210 百万円
浮動株数 1,253,300 株 浮動株総額 2,146 百万円
分売株数 99,300 株 分売総額 170 百万円
前日出来高 33,300 株 出来高/分売数 33.53 %
対株式数比 1.20 % 浮動株比率 15.10 %
対浮動株比 7.92 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は100枚、出来高20枚程度と流動性は低い。

特段分売の必要性もなく、分売目的のとおり大株主からの持ち合い株式の処分目的と考えられる。

通期予想を下方修正しており、今期業績は売上高+4%、営業利益+12%に留まるがそれでもまだ増益は維持している。

年間配当は85円で利回りは5.0%ほど。株主優待はない。

PER7.07倍、PBR0.50倍の株価水準は割安感がある。

株価はここ数ヶ月は1,800-2,000円のレンジ相場だったが、前述の下方修正により200円ほど反落している。

相対的にみてこれだけの高配当バリュー株となれば、分売日当日の見直し買いに期待してもよさそうなところ。

1,700円割れでの値決めとなると配当利回り5%ラインが意識されるため、このあたりが一定の底値になるのではないか。

ただ買い板は少し心許ないため、当日までにもう少し流動性の改善に期待することとしたい。

11/28追記:

株価は踏みとどまっているが、1,700円台前半の分売価格は半年ぶりの安値圏と一定の値ごろ感はある。

バリュー株で配当利回りもほぼ5%ラインということで、当日には一定の潜在的な買い需要が期待できる。

11月の分売案件もこれで一段落ということで、先日の兵機海運のようにしばらく引っ張る方が利益は出るかもしれない。

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