シンクロ・フードの立会外分売分析

銘柄名 3963】 シンクロ・フード
市場 東証プライム
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図り、流通株式時価総額の拡大によりプライム市場の上場維持基準への適合を実現することを目的とするものです。

また、本立会外分売に関して、当社の主要株主である筆頭株主及び親会社以外の支配株主である代表取締役藤代真一が保有する当社株式について売却するものであり、約定結果によっては当社の親会社以外の支配株主の異動が発生する可能性があります。

当社の親会社以外の支配株主の異動が発生した場合は、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2022/11/14 (月)
予定期間 2022/11/28 (月) ~ 2022/11/30 (水)
実施日 2022/11/28 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 478 円
分売枚数 17,900 枚 前日終値 532 円
申込上限 100 枚 分売価格 519 円
PER 135.30 倍 割引率 -2.44 %
PBR 12.66 倍 発表日比 8.58 %

株式情報

発行済株数 26,893,800 株 時価総額 13,958 百万円
浮動株数 1,990,141 株 浮動株総額 1,033 百万円
分売株数 1,300,000 株 分売総額 675 百万円
前日出来高 1,260,800 株 出来高/分売数 96.98 %
対株式数比 4.83 % 浮動株比率 7.40 %
対浮動株比 65.32 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は500枚、出来高1,000枚以上と流動性は非常に高い。

2022年2月以来、9ヶ月ぶり6回目の分売実施となっている。

プライム市場の上場維持基準目的となっているが、これだけ分売を重ねても流通株式比率は50%程度しかないため時価総額は130億円足らずで流通株式時価総額100億円は厳しい。

現実的には株価が700円台以上になることは必須だが、さらに分売も重ねて浮動株が増えても株価が上がるだろうか。

同日に通期業績予想を上方修正しており、今期は売上高+41%、営業利益+62%と大幅な回復基調にある。

配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

PER24.9倍、PBR4.43倍の株価水準はやや割高感がある。

株価はコロナ禍からの回復も相まって年初の200円台からは2倍近くの500円台まで復調しており、75日線がサポートか。

過去2回ともに貸借銘柄であったものの低位株はヘッジが入りづらかったのか、いずれも寄りでは同値か割れている。

これだけ好業績であれば実需での買い戻しも期待できそうなもののやはり発行済株式の5%弱は重く、過去実績からすると少量ヘッジ前提での参加が無難かもしれない。

11/25追記:

発表日から一時100円以上釣り上げられてからの値決めとなっており、最近では珍しい踏み上げ案件となっている。

好業績を好感しての買い上げだろうが、せめて500円以下での分売価格となってほしかったところで値ごろ感はない。

その上に割引率も低いとなると売り圧力を支えきれるかどうかだが、踏まれているため空売りも一定数は返済されずに残っておりどちらの力が強くなるか読みづらいところ。

過去2回の結果も微妙だっただけに心配であれば朝の気配を確認してからの参加方向が無難かもしれない。

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