サカイ引越センターの立会外分売分析

銘柄名 9039】 サカイ引越センター
市場 東証プライム
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の流動性の向上ならびに分布状況の改善を図る目的とするものです。

スケジュール

発表日 2022/08/25 (木)
予定期間 2022/09/01 (木) ~ 2022/09/06 (火)
実施日 2022/09/01 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 5,470 円
分売枚数 5,800 枚 前日終値 4,605 円
申込上限 20 枚 分売価格 4,467 円
PER 17.85 倍 割引率 -3.00 %
PBR 1.25 倍 発表日比 -18.34 %

株式情報

発行済株数 21,162,000 株 時価総額 94,531 百万円
浮動株数 1,354,368 株 浮動株総額 6,050 百万円
分売株数 600,000 株 分売総額 2,680 百万円
前日出来高 306,200 株 出来高/分売数 51.03 %
対株式数比 2.84 % 浮動株比率 6.40 %
対浮動株比 44.30 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに100枚程度と流動性はやや低い。

プライム市場上場で分売の必要性もなく、株価は年初来高値近辺で推移していることから処分売りの一環と思われる。

今期業績は売上高+3%、営業利益+1%を見込んでおり、1Q時点での進捗率は45%と中間予想値に既に迫っている。

年間配当は95円で利回りは2.1%ほど。株主優待はない。

PER12.3倍、PBR1.20倍の株価は市場平均並み。

分売総額30億円規模となると今世紀ではトップ10に入るのは確実であり、規模感だけなら2020年にあった値嵩株で伝説級のサイバーセキュリティクラウド以来となる。

貸借銘柄で20億円規模以上となるとセリア、マニー、フジテック、ラクスあたりとなるが、結果については案件によって大きく異なり前例が少ないため予測しづらい。

8月優待権利取りと微妙に被っているため資金移動の制約と値嵩株故に参加者が相対的に減ることが予想されるため、獲得面においては多少は読みやすくなるのではないか。

値動きがまったく読めないため、獲得予定分だけ事前ヘッジの上でサヤ抜きに徹するのが無難ではないかと思われる。

8/31追記:

発表日より15%近く売り込まれており、分売価格は過去1ヶ月半ほどの安値と一定の値ごろ感はある。

一定の空売りは入っているが、貸株残が27%程度にも関わらず割れた近鉄百貨店と比率ではそれほどの大差はない。

下落しすぎと大和ハウスリート投資法人の公募増資中止も相まって一定の返済が入ってしまっている。

板は厚いように見えるがザラバ中はアルゴの水増しも一定程度あるためどこまで実需があるかは読みづらい。

事前ヘッジ分だけの獲得でサヤ抜き前提とすることで、割れようが割れまいが寄り値は一切気にしないようにしたい。

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