ヤマザキの立会外分売分析

銘柄名 6147】 ヤマザキ
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況改善および流動性向上を目的とするものです。

スケジュール

発表日 2022/05/16 (月)
予定期間 2022/05/25 (水) ~ 2022/05/27 (金)
実施日 2022/05/25 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 395 円
分売枚数 4,300 枚 前日終値 390 円
申込上限 30 枚 分売価格 379 円
PER 56.84 倍 割引率 -2.82 %
PBR 0.99 倍 発表日比 -4.05 %

株式情報

発行済株数 4,579,000 株 時価総額 1,735 百万円
浮動株数 457,900 株 浮動株総額 174 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 76 百万円
前日出来高 5,600 株 出来高/分売数 2.80 %
対株式数比 4.37 % 浮動株比率 10.00 %
対浮動株比 43.68 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は50枚程度だが、出来高は2桁前半と流動性に乏しい。

2021年5月以来、1年ぶり3回目の分売実施となっている。

スタンダード市場だが、固定株が多いため流通株式時価総額が5億円足らずしかなく、基準の10億円にはまだほど遠い。

前回同様に社長の山﨑好和氏からの売却と思われる。

直近2期は赤字転落だったものの来期についてはやっと黒字転換を見込んでいるが、あまり先行きは期待できない。

年間配当は10円で利回りは2.5%ほど。株主優待はない。

PER42.1倍、PBR1.05倍の株価水準は割高感がある。

株価はこの1年間で400±20円のレンジで収まっており、驚くほどにボラティリティが低い状況といえる。

だが発行済株式の4%強を放出すれば需給は崩れそう。

前回は前日出来高1桁かつアップティック引けで買い板基準の実質割引は1円だったにもかかわらず、何故か完売している。

過去2回ともまったく利益が出ておらずファンダ的な買い要素も皆無であるため順当に見送りとして、相変わらず損してでも参加したい物好きがどれくらいいるのか見守りたい。

5/24追記:

発表日とほとんど株価は変わっておらず、分売価格は安値圏ではあるが流動性リスクをみて買える水準ではない。

流動性もまったくもって改善しておらず、前回の分売価格を1年過ぎても奪還できていないことからして今回も需給が崩れてレンジを下抜けて塩漬けになる可能性が高い。

価格は安いため今回もおそらく完売するであろうが、いったいこれにどのような層が参加するのかが興味深い。

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