兵機海運の立会外分売分析

銘柄名 9362】 兵機海運
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり、また当社株式の流動性向上および株主数増加を図るため。

スケジュール

発表日 2022/05/16 (月)
予定期間 2022/05/23 (月) ~ 2022/05/27 (金)
実施日 2022/05/23 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,441 円
分売枚数 1,200 枚 前日終値 1,371 円
申込上限 20 枚 分売価格 1,330 円
PER 6.56 倍 割引率 -2.99 %
PBR 1.26 倍 発表日比 -7.70 %

株式情報

発行済株数 1,224,000 株 時価総額 1,628 百万円
浮動株数 449,208 株 浮動株総額 597 百万円
分売株数 60,000 株 分売総額 80 百万円
前日出来高 38,100 株 出来高/分売数 63.50 %
対株式数比 4.90 % 浮動株比率 36.70 %
対浮動株比 13.36 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は100枚、出来高50枚程度と流動性は低い。

株主構成からして6万株を売れそうなのは共栄火災海上保険か各銀行の政策保有株式の共同処分くらいしかない。

前期は売上高+24%、営業利益+162と絶好調だったが、今期業績は売上高-7%、営業利益+2%と頭打ちを見込んでいる。

年間配当は90円で利回りは6.7%ほど。株主優待はない。

PER4.46倍、PBR0.45倍の株価水準は非常に割安だが、景気連動株要素もあるため実際は控えめに見ておきたい。

海運株が好業績を上げる度に名前から連想して時々吹き上がる事があるものの、株価は1,400円前後が定位置の模様。

ここ最近派手な業績をしている海運業というよりは倉庫業とのハイブリッドで地味ではあるが、まだ買える水準にある。

流動性と発行済株式の5%近い分売は上値が重いかもしれないが、これくらいの枚数なら出来高次第ではこなせそう。

バリュー株かつ高配当銘柄ということで実需買いに期待できるが、もう少し当日までに流動性の改善がほしいところ。

5/20追記:

値決め日に売り込まれており、1,300円台前半の分売価格は年初来安値以下と一定の値ごろ感はある。

とりあえず最低限の流動性はあるので、潜在的な買い需要まで見据えるとなんとかこなせるのではないだろうか。

ただ寄り売りが殺到すると期待外れに終わりそうなので、配当利回り6.7%ということで急いで売らなくても良さそう。

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