前澤給装工業の立会外分売分析

銘柄名 6485】 前澤給装工業
市場 東証プライム
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2022/05/13 (金)
予定期間 2022/05/24 (火) ~ 2022/05/27 (金)
実施日 2022/05/24 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 924 円
分売枚数 3,700 枚 前日終値 843 円
申込上限 50 枚 分売価格 813 円
PER 50.63 倍 割引率 -3.56 %
PBR 1.37 倍 発表日比 -12.01 %

株式情報

発行済株数 23,000,000 株 時価総額 18,699 百万円
浮動株数 2,461,000 株 浮動株総額 2,001 百万円
分売株数 288,000 株 分売総額 234 百万円
前日出来高 150,000 株 出来高/分売数 52.08 %
対株式数比 1.25 % 浮動株比率 10.70 %
対浮動株比 11.70 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに200枚程度と流動性はまずまず。

プライム市場の上場維持基準を満たしており、特段の分売の必要性もないことから持ち合い株式の一環と考えられる。

今期業績は原材料の高騰などによる影響を吸収しきれず売上高+3%、営業利益-14%の増収減益を見込んでいる。

同日に増配と配当性向50%への引き上げを発表している。

年間配当は30円で利回りは3.7%ほど。株主優待は3月権利でクオカード500円分や200株1年で新米3kgの設定がある。

PER13.6倍、PBR0.48倍の株価水準は市場平均並み。

株価は昨年春先の1,200円台から直近900円台まで長期的に下落基調だが、1年間での値幅が±100円程度のレンジに収まっておりかなりボラティリティが低い銘柄といえる。

分売数量も発行済株式の1%足らずと十分こなせる数量。

貸借銘柄で手頃な株価であることから需給的にもまったく問題なく、安定して利益の出る案件になるのではないか。

テクニカル的にそれなりに空売りが入るようであればコロナショック安値以下での値決めとなりそうで期待したい。

5/23追記:

発表翌日に窓を開けて大幅に下落してしまったためか、その反動で値決め日までには窓埋め方向で戻しており値決め日に+7%と釣り上がってしまっているのはいただけない。

とはいえ割引率3.5%というのは十分誠意があり、分売価格800円台前半でも指標的にまだ割安で優待込みの利回りは十分高いためこれくらいの分売数量なら十分こなせそう。

特に問題なく参加方向で問題ないのではないか。

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