農業総合研究所の立会外分売分析

銘柄名 3541】 農業総合研究所
市場 東証グロース
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売により当社普通株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るためです。

なお、株式市場の急激な変動により実施が困難となった場合には、中止又は延期する可能性があります。

また、本立会外分売に関して、当社の主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社である株式会社プレンティーより、同社が保有する当社株式の一部について売却意向の連絡を受けており、約定結果によっては当社の「主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動」が発生する可能性があります。

「主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動」の発生を認識した場合には、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2022/05/10 (火)
予定期間 2022/05/18 (水) ~ 2022/05/20 (金)
実施日 2022/05/18 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 430 円
分売枚数 5,700 枚 前日終値 330 円
申込上限 100 枚 分売価格 320 円
PER -143.80 倍 割引率 -3.03 %
PBR 19.29 倍 発表日比 -25.58 %

株式情報

発行済株数 21,778,300 株 時価総額 6,969 百万円
浮動株数 3,484,528 株 浮動株総額 1,115 百万円
分売株数 1,000,000 株 分売総額 320 百万円
前日出来高 1,208,700 株 出来高/分売数 120.87 %
対株式数比 4.59 % 浮動株比率 16.00 %
対浮動株比 28.70 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに500枚程度と流動性は高い。

筆頭株主で21%を保有している株式会社プレンティーからの売却目的となっており、売却後には筆頭株主から外れる。

業績予想は非開示だが、2Q時点で-83百万円と前期並みの赤字で着地している時点で通期赤字の可能性が高い。

配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

PERは赤字のため算出不可、PBR7.52倍の株価水準は割高。

株価は昨年はほぼ一貫して下落基調にあり、年初の700円近くから今年初めまで半値近くまで下落して反発している。

上場後はほぼ営業利益は±1億円で推移していることから仮に黒字化したとしてもPER100倍前後の割高さは否めず、適正株価は100-200円くらいがいいところではないだろうか。

とりあえず貸借銘柄で流動性は高いため、低位株効果も相まってこの株数はこなせそうだが、利幅はしれている。

良くて1枚10円抜けるかどうかの骨折り損案件となるのが目に見えていることから、どうでもいい程度に参加としたい。

5/17追記:

発表日より20%以上売り込まれており、分売価格は年初来安値どころかコロナショックの以来の安値と値ごろ感はある。

とりあえず流動性は向上してそこそこの空売りは入っているためなんとかなりそうだが、この値幅では微益がいいとこ。

過去の類似案件では貸借銘柄でもシンクロ・フード、日本創発G、キャリアインデックスなど、いずれも薄利だった。

とても長期保有するメリットのある銘柄ではないため、売り物がそれなりに出て結局はあまり旨味がないのではないか。

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