ハブの立会外分売分析

銘柄名 3030】 ハブ
市場 東証プライム
信用区分 信用
実施目的 立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2022/04/14 (木)
予定期間 2022/05/10 (火) ~ 2022/05/12 (木)
実施日 2022/05/10 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 560 円
分売枚数 9,200 枚 前日終値 508 円
申込上限 10 枚 分売価格 493 円
PER 49.20 倍 割引率 -2.95 %
PBR 2.54 倍 発表日比 -11.96 %

株式情報

発行済株数 12,830,200 株 時価総額 6,325 百万円
浮動株数 2,335,096 株 浮動株総額 1,151 百万円
分売株数 504,000 株 分売総額 248 百万円
前日出来高 309,500 株 出来高/分売数 61.41 %
対株式数比 3.93 % 浮動株比率 18.20 %
対浮動株比 21.58 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに300枚程度と流動性はまずまず。

2017年以来5年ぶり3回目の分売実施となっている。

東証プライム市場を選択しているが時価総額自体が70億円足らずで流通株式時価総額は35億円程度しかなく、いくら分売をしたところで上場維持基準の達成は困難とみられる。

今期業績は営業赤字縮小を見込んでいるが感染状況次第という状況下であり、あまり楽観視はできないところ。

年間配当は無配。株主優待は2月権利で株数に応じて株主優待券の設定があり、利回りは換金価値で1.5%ほど。

PER41.3倍、PBR2.41倍の株価水準は割高感がある。

株価はなんとか優待があるおかげで維持しているが、10月頃の高値800円台からは下落基調で500円台まで下落している。

本業も赤字で助成金収入でなんとか黒字になっているだけであり、銘柄としての将来性については微妙なところ。

過去と違ってこれだけ分売数量が多ければ上値は重く同値近辺での寄りで利益が出るかは微妙な展開が予想される。

とりあえず低位株のためひどい結果にはならなそうだが、流動性がよほど改善しなければ見送りでも十分と思われる。

4/22追記:

4/21に「剰余金の配当(無配)に関するお知らせ」を発表しているが、これが重要事実に該当することによって5営業日以内の分売実施は不可能となり連休空けに延期とみられる。

5/9追記:

発表日より1割近く売り込まれており、500円割れの分売価格は年初来安値どころか過去5年の安値圏と値ごろ感はある。

ただ流動性は十分に改善しているとは言い難く、類似案件ではファンペップ、テンアライド、イグニスなども同値での寄りで手数料負け案件となっている。

一応朝の気配を見てからの判断とはしたいが、仮に利益が出たとしても数円の攻防戦がいいところで見送りで十分そう。

立会外分売銘柄情報

Copyright © 2015 立会外分売研究所 All Rights Reserved.