住江織物の立会外分売分析
銘柄名 | 【3501】 住江織物 |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 当社は、2021年11月19日開催の取締役会において、新市場区分として「プライム市場」を選択することを決議しておりますが、現時点で「流通株式時価総額」「売買代金」の2項目に関する基準を充たしていないため、当該基準の早期達成に資するべく、当社株式の分布状況の改善や流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2022/03/09 (水) |
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予定期間 | 2022/03/16 (水) ~ 2022/03/23 (水) |
実施日 | 2022/03/16 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,861 円 |
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分売枚数 | 1,400 枚 | 前日終値 | 1,589 円 |
申込上限 | 20 枚 | 分売価格 | 1,541 円 |
PER | 28.52 倍 | 割引率 | -3.02 % |
PBR | 0.75 倍 | 発表日比 | -17.20 % |
株式情報
発行済株数 | 7,682,162 株 | 時価総額 | 11,838 百万円 |
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浮動株数 | 1,136,960 株 | 浮動株総額 | 1,752 百万円 |
分売株数 | 234,500 株 | 分売総額 | 361 百万円 |
前日出来高 | 139,500 株 | 出来高/分売数 | 59.49 % |
対株式数比 | 3.05 % | 浮動株比率 | 14.80 % |
対浮動株比 | 20.63 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに150枚程度と流動性はまずまず。 プライム市場の上場維持を目的とした分売となっているが、流通株式時価総額は移行基準日時点で54.4億円しかない。 売買代金はまだなんとかなるにせよ、時価総額140億円足らずで基準を満たそうとすると持ち合い株式の大半を売却するなど相当な対策を実施しないとかなり困難と思われる。 今期業績を下方修正しており、通期では売上高+5%、営業利益-61%を見込んでいるものの2Q時点で赤字転落と厳しい。 年間配当は70円で利回りは4.5%ほど。株主優待を新設しており、5月権利で自社商品やカタログギフトの設定がある。 PER18.5倍、PBR0.35倍の株価水準は市場平均並み。 株価は年末にかけて下落基調だったが、優待新設を機に窓を開けて反転しており2,000円直前まで迫っていた。 ただ現状の株価はテクニカル的にはやや過熱感もあり、1,600円台くらいまで押してくれると値ごろ感も出るところ。 流動性はやや不足気味だが、貸借銘柄であることから当日までに空売りが入って流動性の改善すれば需給はこなせそう。 特段の問題もなく基本的には参加方向としておきたい。 3/15追記: 発表日より200円以上売り込まれており、分売価格は優待新設時に窓開けして上昇する前の水準と値ごろ感はある。 流動性も十分に向上しており、配当利回りも高いため安定して一定の利益は確保できる案件となりそう。 短期勝負でも窓埋めまで放置するのも面白そう。 とはいえ本来の目的の流通株式時価総額という観点では分売効果以上に株価が下落しているため本末転倒といえる。 |