愛知時計電機の立会外分売分析
銘柄名 | 【7723】 愛知時計電機 |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2022/03/04 (金) |
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予定期間 | 2022/03/15 (火) ~ 2022/03/17 (木) |
実施日 | 2022/03/15 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,802 円 |
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分売枚数 | 900 枚 | 前日終値 | 1,584 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 1,536 円 |
PER | 10.94 倍 | 割引率 | -3.03 % |
PBR | 0.66 倍 | 発表日比 | -14.76 % |
株式情報
発行済株数 | 15,420,000 株 | 時価総額 | 23,685 百万円 |
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浮動株数 | 2,868,120 株 | 浮動株総額 | 4,405 百万円 |
分売株数 | 77,000 株 | 分売総額 | 118 百万円 |
前日出来高 | 46,200 株 | 出来高/分売数 | 60.00 % |
対株式数比 | 0.50 % | 浮動株比率 | 18.60 % |
対浮動株比 | 2.68 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに100枚程度と流動性はまずまず。 プライム市場への移行に関しては、1日平均売買代金だけ満たしていない比較的珍しい状態となっている。 確かに現状の株価であれば1日平均1,1万株程度の出来高が必要なところ、1月末日で1:3の株式分割をして一時的には向上したものの現状ではまた低迷して基準を下回っている。 また分売で一時的には改善するかもしれないが、地味な業種でもあり中期的に見ればあまり改善しそうには見えない。 なおみのもんた氏が第2位株主であることは有名だが、競合企業ニッコクの会長であるため、この手の会社側が浮動株を増やす目的で売却を依頼するとは考えづらい。 今期業績は売上高+1%、営業利益+9%を見込んでおり、下期偏重型業績のため進捗率では評価できないが3Q時点では前期比+64%と順調そうに推移している。 年間配当は40.7円で利回りは2.6%ほど。株主優待はない。 PER9.30倍、PBR0.69倍の株価水準は割安感がある。 株価は月足チャートを見ると順調に下値を切り上げている長期投資には優良な銘柄であり、直近では株式分割を期に上値抵抗線を超えて1,800-1,900円圏で取引されている。 貸借銘柄で分売数量もわずかであり、指標的にもバリュー株の範疇であるため手堅く安定的な利益が期待できそう。 実施までまだ1週間もあれば流動性についても十分に改善可能なため、ぜひ参加しておきたいところ。 3/14追記: 発表日より大幅に売り込まれいるが、空売りは一定数返済されてしまっており分売価格は直近安値より上なのは惜しい。 とはいえ1,500円台は自律反発狙いの買い需要があるとみて、安定して一定の利益は出るのではないだろうか。 指標的にも十分割安圏内であるため安心して参加しやすく、短期でも中期でも面白い案件になると思われる。 |