シンクロ・フードの立会外分売分析
銘柄名 | 【3963】 シンクロ・フード |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図り、留保金課税の対象となる特定同族会社の認定を外すことを目的とするものです。 |
スケジュール
発表日 | 2022/02/14 (月) |
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予定期間 | 2022/02/25 (金) ~ 2022/03/01 (火) |
実施日 | 2022/02/25 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 322 円 |
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分売枚数 | 10,600 枚 | 前日終値 | 243 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 237 円 |
PER | 33.25 倍 | 割引率 | -2.47 % |
PBR | 3.10 倍 | 発表日比 | -26.40 % |
株式情報
発行済株数 | 26,893,800 株 | 時価総額 | 6,374 百万円 |
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浮動株数 | 1,667,416 株 | 浮動株総額 | 395 百万円 |
分売株数 | 700,000 株 | 分売総額 | 166 百万円 |
前日出来高 | 1,066,500 株 | 出来高/分売数 | 152.36 % |
対株式数比 | 2.60 % | 浮動株比率 | 6.20 % |
対浮動株比 | 41.98 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 2020年2月以来、2年ぶり5回目の分売実施となっている。 社長とその資産管理会社で議決権の51%を保有しているため特定同族会社扱いで留保金課税の対象となっている。 そのため前回と同様に社長からの売却とみられ、実施後は49%弱程度となり特定同族会社の認定は外れる計算となる。 なお新市場区分はプライム市場の選択申請を行っているが、時価総額100億円もないのに流通株式時価総額100億円以上にする必要があるためかなりの達成困難と思われる。 今期業績は売上高+54%、営業利益黒字転換を見込んでおり、3Q時点での進捗率は78%と概ね計画通りに着地しそう。 年間配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。 PER26.9倍、PBR2.51倍の株価水準はやや割高感がある。 株価はこの1年は300-400円で比較的安定している。 前回は1.5倍の株数での実施で同様に貸借銘柄であったものの、寄りから分売価格を割り込む軟調な展開となった。 この価格帯で割れる展開にはなりづらいと考えるが、心配であれば打診程度にヘッジしておくのが無難なところか。 業種的にも先行き不透明でこれといって保有するメリットもないため、あまり継続して持ち続けたくはない。 2/24追記: 発表日より2割以上売り込まれており、分売価格はコロナショック時期の水準と一定の値ごろ感はある。 とはいえ低位株故にサヤがただでさえ6円足らずしかなく、手数料を引いたら利益が残るかどうかというところか。 貸借銘柄ではあるが下落しすぎにより中止懸念からそこまで空売りが多いわけでもなく安心して参加もできない。 ここ価格帯でも下値リスクは限定的なため参加はしやすいが、利益の割に合わない手間と時間の無駄な案件となりそう。 市況が不安定なため朝の気配は必ず確認したいが、無理して参加する必要もなく見送りでも十分そう。 |