パルマの立会外分売分析
銘柄名 | 【3461】 パルマ |
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市場 | 東証マザーズ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株主より、一定数量の株式を立会外分売により売却したいと申し出があり、発行会社として株式の分布状況の改善および流動性の向上を図られると判断いたしました。 |
スケジュール
発表日 | 2022/02/10 (木) |
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予定期間 | 2022/02/22 (火) ~ 2022/02/28 (月) |
実施日 | 2022/02/22 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 459 円 |
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分売枚数 | 6,700 枚 | 前日終値 | 410 円 |
申込上限 | 30 枚 | 分売価格 | 397 円 |
PER | 31.50 倍 | 割引率 | -3.17 % |
PBR | 1.35 倍 | 発表日比 | -13.51 % |
株式情報
発行済株数 | 6,652,812 株 | 時価総額 | 2,641 百万円 |
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浮動株数 | 1,077,756 株 | 浮動株総額 | 428 百万円 |
分売株数 | 330,000 株 | 分売総額 | 131 百万円 |
前日出来高 | 31,600 株 | 出来高/分売数 | 9.58 % |
対株式数比 | 4.96 % | 浮動株比率 | 16.20 % |
対浮動株比 | 30.62 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は100枚、出来高50枚程度と流動性はやや低い。 タイミングと株主構成からしても9.9%を保有している退任した前社長の高野茂久氏からの売却の可能性が考えられる。 今期業績は売上高+21%、営業利益+12%を見込んでいるものの、1Q決算は大幅減収かつ赤字転落と未達懸念がある。 年間配当は4円で利回りは0.9%ほど。株主優待として9月権利でクオカード1,000円分の設定があり総合利回り3.0%ほど。 PER31.8倍、PBR1.21倍の株価水準はやや割高感がある。 株価はほとんど優待需要で動いているようで、9月の権利前までは700円台で安定していたがそれ以降は権利落ちと市況悪化が相まって現在は450円近辺まで下落している。 低位株のため下値は限定的なものの、特定株が8割で残り浮動株が2割しかない中で発行済株式の5%は需給悪化は必至。 仮に利益が出たとしても数円の利幅がいいところで割に合わない案件になりそうなため見送り方向でいいのではないか。 業績も伸び悩みで割安さもなく、優待権利日まで半年先ではこれといって保有し続けるメリットもあまりなさそう。 2/21追記: 発表日からは1割近く売り込まれており、分売価格は過去4年間の安値以下と一定の値ごろ感はある。 しかしながら流動性はまったく改善しておらず、この分売数量を捌き切るものはかなり厳しいと思われる。 タスキがあれだけ出来高があったにも関わらずあの惨状であったことを踏まえると参加メリットはないだろう。 浮動株の増加割合を踏まえると分売後は上値が重くなること必至で、400円台に復帰することはなさそうな気がする。 |