チノーの立会外分売分析
銘柄名 | 【6850】 チノー |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 東京証券取引所の市場区分見直しに関して、プライム市場における流通株式時価総額の基準を達成すること、及び当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2022/02/09 (水) |
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予定期間 | 2022/02/18 (金) ~ 2022/02/22 (火) |
実施日 | 2022/02/18 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,687 円 |
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分売枚数 | 3,500 枚 | 前日終値 | 1,525 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 1,472 円 |
PER | 19.56 倍 | 割引率 | -3.48 % |
PBR | 3.74 倍 | 発表日比 | -12.74 % |
株式情報
発行済株数 | 9,260,116 株 | 時価総額 | 13,631 百万円 |
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浮動株数 | 2,194,647 株 | 浮動株総額 | 3,231 百万円 |
分売株数 | 450,000 株 | 分売総額 | 662 百万円 |
前日出来高 | 333,300 株 | 出来高/分売数 | 74.07 % |
対株式数比 | 4.86 % | 浮動株比率 | 23.70 % |
対浮動株比 | 20.50 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに200枚程度と流動性はまずまず。 移行基準日時点での流通株式時価総額は72.3億円と、現在いくらか株価が上昇していることを考慮しても不足している。 今回の分売で7億円程度は増加する計算となるが、それでもなお90億円とプライム市場の上場維持基準には届かない。 1日平均売買代金については移行基準日時点では不足していたが、現状の流動性であれば特段の問題はなさそう。 今期業績は売上高+6%、営業利益+14%を見込んでいる。4Q偏重業績ということから進捗率では単純比較できないが、3Q時点で前期比3倍という点からも上振れ余地がある。 年間配当は45円で配当利回りは3.0%ほど。株主優待は3月権利で保有株数に応じてプレミアム優待倶楽部の設定がある。 PER14.6倍、PBR0.75倍の株価水準は市場平均並み。 株価はしばらく1,400-1,500円近辺のレンジで推移していたが、現在では上にブレイクして1,600円台で取引されている。 直近下値としては1,500円割れあたりまで売り込まれるとテクニカル的にも割安感が出てくるところか。 分売数量はやや多いが、東証1部の貸借銘柄で手頃な株価ということで安定した利益が期待できる案件となりそう。 一巡すれば3月優待に向けての買い需要も期待でき、業績期待での持ち越しも面白そうで安心して参加しやすい。 2/17追記: 発表日以降10%近く売り込まれており、なおかつ3%超の割引率で分売価格は過去2ヶ月の安値圏と評価できる。 流動性も向上しており空売りも十分な数量が入っているため、今週の案件では唯一安心して参加しやすい。 昨年の中越パルプのようにそれなりに獲得しやすく安定した利益が見込める案件になるのではないか。 短期では売り物も出やすいそうなため、この株価位置であれば中期的に戻りを期待するのも面白いかもしれない。 |