エプコの立会外分売分析
銘柄名 | 【2311】 エプコ |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 東京証券取引所の市場区分見直しに関して、プライム市場における流通株式時価総額の基準を達成すること、及び当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2021/12/14 (火) |
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予定期間 | 2021/12/22 (水) ~ 2021/12/24 (金) |
実施日 | 2021/12/22 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 834 円 |
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分売枚数 | 2,000 枚 | 前日終値 | 742 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 716 円 |
PER | 59.48 倍 | 割引率 | -3.50 % |
PBR | 2.49 倍 | 発表日比 | -14.15 % |
株式情報
発行済株数 | 9,316,000 株 | 時価総額 | 6,670 百万円 |
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浮動株数 | 1,434,664 株 | 浮動株総額 | 1,027 百万円 |
分売株数 | 384,000 株 | 分売総額 | 275 百万円 |
前日出来高 | 1,002,300 株 | 出来高/分売数 | 261.02 % |
対株式数比 | 4.12 % | 浮動株比率 | 15.40 % |
対浮動株比 | 26.77 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに100枚程度と流動性は低い。 プライム市場の流通株式時価総額を目的としているが、2021年6月末時点ではわずか36.3億円と遠く及ばない。 現状でさえ時価総額が80億円もないというのに、これを達成するには株価ベースで現在の3倍の上場来高値を超えなければならないためあと4年猶予があるとはいえ無謀に思える。 通期業績予想を上方修正しているが一過性の特別利益であり、今期は売上高+9%、営業利益7%と微増に留まる。 年間配当は32円で利回りは4.4%ほど。株主優待はない。 表面上はPER10.1倍だが、特別利益を除くとPERは20倍程度、PBR1.49倍の株価水準は市場平均並み。 株価は中期的にしばらく下落基調にあり、年明けは1,000円前後だったのが現在は800円台を中心に取引されている。 単純に需給面だけであれば厳しそうだが、800円での4%の高配当水準を踏まえると一定の需要は期待できそう。 もう少し流動性が改善して値決めが良ければ打診程度には参加しても良さそうな感じはするところ。 12/21追記: 発表日より100円近く売り込まれており、分売価格は年初来安値以下でコロナショック以来の安値と値ごろ感はある。 表面上の割引率は良いが、最後がアップティックで引けているため買い板を基準にすると2.7%程度となる。 さすがにこれだけ流動性が改善していれば一定の利益は見込めそうだが、進学会の寄り売りが6割前後あったことを踏まえると参加者が多いとそこまで期待はできない。 配当利回り4.4%という水準も12月配当権利取りに向けての一定の買い需要は見込めるため、下落トレンドのチャートは気になるが下抜けしなければ持ち越しも面白そう。 |