ヱスビー食品の立会外分売分析
銘柄名 | 【2805】 ヱスビー食品 |
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市場 | 東証2部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図るため |
スケジュール
発表日 | 2021/12/01 (水) |
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予定期間 | 2021/12/08 (水) ~ 2021/12/14 (火) |
実施日 | 2021/12/08 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 4,190 円 |
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分売枚数 | 7,600 枚 | 前日終値 | 3,890 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 3,770 円 |
PER | 11.67 倍 | 割引率 | -3.08 % |
PBR | 4.34 倍 | 発表日比 | -10.02 % |
株式情報
発行済株数 | 13,954,234 株 | 時価総額 | 52,607 百万円 |
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浮動株数 | 1,800,096 株 | 浮動株総額 | 6,786 百万円 |
分売株数 | 400,000 株 | 分売総額 | 1,508 百万円 |
前日出来高 | 59,800 株 | 出来高/分売数 | 14.95 % |
対株式数比 | 2.87 % | 浮動株比率 | 12.90 % |
対浮動株比 | 22.22 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに50枚程度と流動性は低い。 時価総額的にはプライム市場でもよさそうだが、売買代金が不足しているためスタンダード市場を選択している。 株主構成からすると大株主の持ち合いでほとんど締められているため流動性向上策の一環としての分売と思われるが、それよりも株式分割などをするのが先決ではないか。 今期業績は巣ごもり需要一巡により売上高横ばい、営業利益-13%を見込んでおり、2Q時点では進捗率61%と順調そう。 年間配当は50円で利回りは1.3%ほど。株主優待は3,9月権利で1,000円相当の自社製品詰合せの設定がある。 PER8.40倍、PBR0.87倍の株価水準はやや割安感がある。 株価は4,500-5,000円くらいの三角持ち合いだったが、直近では下値支持線を下抜けて底が見えない状況にある。 これだけ流動性がないというのに非貸借銘柄で16億円規模かつ値嵩株の分売を捌ききるのはかなり無茶がある。 元から浮動株も多くないため、これだけの株数となると売れ残りでもない限りは需給悪化で上値の重い展開となりそう。 確かに指標的にはやや割安感があるもののリスクを取ってまで参加するメリットがなく見送り方向前提が無難そう。 12/7追記: 発表日より売り込まれており、分売価格は年初来安値で2020年7月以来の安値と値ごろ感のある株価になっている。 しかしながら流動性はまったく改善しておらず、バリュー株ではあるものの短期的には需給には勝てないとみられる。 さすがに完売はなさそうだが、パシフィックシステム、イトーヨーギョーといい明らかな地雷案件に損してでも分売参加したい物好きがいるため半分は売れるのではないか。 しばらくは売りが一巡するまでは上値は重くなるとみて、この分売にどれだけ参加者がいるのか朝の板を見届けたい。 |