兼房の立会外分売分析
銘柄名 | 【5984】 兼房 |
---|---|
市場 | 東証2部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 流通株式比率の向上を目的として、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るために行うものです。 |
スケジュール
発表日 | 2021/11/10 (水) |
---|---|
予定期間 | 2021/11/17 (水) ~ 2021/11/19 (金) |
実施日 | 2021/11/17 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 709 円 |
---|---|---|---|
分売枚数 | 1,000 枚 | 前日終値 | 685 円 |
申込上限 | 40 枚 | 分売価格 | 662 円 |
PER | 11.62 倍 | 割引率 | -3.36 % |
PBR | 0.37 倍 | 発表日比 | -6.63 % |
株式情報
発行済株数 | 14,310,000 株 | 時価総額 | 9,473 百万円 |
---|---|---|---|
浮動株数 | 1,516,860 株 | 浮動株総額 | 1,004 百万円 |
分売株数 | 134,000 株 | 分売総額 | 89 百万円 |
前日出来高 | 4,600 株 | 出来高/分売数 | 3.43 % |
対株式数比 | 0.94 % | 浮動株比率 | 10.60 % |
対浮動株比 | 8.83 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
---|---|---|---|
評価コメント | ※ザラバ中発表のため、発表日終値は直前約定値
板・出来高ともに100枚程度と流動性は高くない。 2006年以来、15年ぶり3回目の分売実施となっている。 プライム市場に行けるような時価総額もなく、単純に流動性向上目的のための分売実施になっていると思われる。 通期業績を8月に上方修正しており、新収益認識基準適用により単純比較はできないが売上高+16%、営業利益+263%と前期の減益を跳ね返して大幅に復調を見込んでいる。 年間配当は24円で利回りは3.6%ほど。株主優待はない。 PER8.37倍、PBR0.39倍の株価水準は割安感がある。 株価はしばらく600-650円のレンジ相場だったが最近では上方修正を機にブレイクして700円近辺で取引されている。 分売数量は発行済株式の1%未満であり、指標的にもバリュー投資家好みのため潜在的な買い需要が期待できそう。 業績の割には現在の株価はまだ割安感があり、売り込まれた株価水準では中期的にいい押し目になるものと思われる。 ボラティリティも低いため下値も限定的で、基本的には参加方向ということで問題なさそう。 11/16追記: 発表日の引け安値からすっかり戻してしまっているため、割引率には誠意はあるが分売価格はそれほど安くはない。 流動性も改善しているとは言い難く、短期筋の参加が多ければこのままなら分売価格近辺での寄りで旨味はなさそう。 実際のところは指標的になんとかなりそうだが、朝の気配次第で皆が参加するようなら不参加、参加しなそうなら打診参加と空気を読んで行動することにしたい。 |