オープンドアの立会外分売分析

銘柄名 3926】 オープンドア
市場 東証1部
信用区分 信用
実施目的 当社は東京証券取引所の市場区分見直しにおけるプライム市場の上場維持基準に適合しており、現在プライム市場での申請を行っております。

今回の立会外分売は、プライム市場への移行にあたり、株式の流動性をより高めることを目的に行うものであります。

スケジュール

発表日 2021/11/05 (金)
予定期間 2021/11/16 (火) ~ 2021/11/18 (木)
実施日 2021/11/16 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,599 円
分売枚数 3,100 枚 前日終値 2,503 円
申込上限 100 枚 分売価格 2,453 円
PER - 倍 割引率 -2.00 %
PBR 14.26 倍 発表日比 -5.62 %

株式情報

発行済株数 31,260,000 株 時価総額 76,681 百万円
浮動株数 1,625,520 株 浮動株総額 3,987 百万円
分売株数 600,000 株 分売総額 1,472 百万円
前日出来高 231,700 株 出来高/分売数 38.62 %
対株式数比 1.92 % 浮動株比率 5.20 %
対浮動株比 36.91 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに500枚以上と流動性は高い。

2017年6月以来、4年ぶり3回目の分売実施となっている。

プライム市場目的の分売とはなっており、現状だと流通株式比率は34.2%程度とわずかに基準に満たない。そのためこれまで同様の社長もしくはCHINTAIからの売却とみられる。

配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

今期業績は未定のため、四季報ベースでは営業利益は均衡水準のためPERは評価不可、PBR12.3倍は割高感がある。

株価は業種的にコロナ禍の影響を受けており、昨年は3,000円台から600円台まで下落後は徐々に下値を切り上げて現在では2,000円半ばまで戻しているがボラティリティは高い。

仮に四季報予想通りの来期の業績になったとしてもPER100倍の割高感は否めず、浮動株が2割程度しかないため保たれている現在の株価は長期的には肯定しがたい。

発行済株式と比べると分売数量は多すぎることはないが、過去事例でも分売総額15億円規模は上値が重いこと必至。

それに加えて過去2回ともに割引率2%で実施するというチケさも相まってザラバ中では分売価格を割れている。

参加メリットが見当たらないため見送り方向が無難そう。

11/15追記:

発表日からやや売り込まれてはいるが、やはり今回も渋い2%割引での実施で分売価格は値ごろ感があるとは言い難い。

流動性はそれなりにあるがザラバ中はアルゴの水増しが大半であるため寄りの実需に関しては板が薄いままである。

この上限であれば売れ残りが発生する可能性は低いとみて、短期的な需給では分売価格を下回るリスクがある。

朝の気配をみて余程良くなければ見送りが無難そう。

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