PR TIMESの立会外分売分析

銘柄名 3922】 PR TIMES
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 当社はプライム市場の選択申請を行うことを2021年9月10日開催の取締役会で決議しておりますが、現時点で「流通株式比率」に関する基準のみ満たしていないため、当該基準の早期達成に資するべく、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2021/10/29 (金)
予定期間 2021/11/09 (火) ~ 2021/11/16 (火)
実施日 2021/11/09 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,650 円
分売枚数 2,900 枚 前日終値 3,260 円
申込上限 67 枚 分売価格 3,162 円
PER 52.30 倍 割引率 -3.01 %
PBR 16.22 倍 発表日比 -13.37 %

株式情報

発行済株数 13,457,200 株 時価総額 42,552 百万円
浮動株数 1,574,492 株 浮動株総額 4,979 百万円
分売株数 202,000 株 分売総額 639 百万円
前日出来高 322,000 株 出来高/分売数 159.41 %
対株式数比 1.50 % 浮動株比率 11.70 %
対浮動株比 12.83 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに500枚程度と流動性は高い。

2020年8月以来、1年ぶり5回目の分売実施となっている。

分売目的の通りプライム市場の形式要件充足のための分売となっており、6月30日時点では流通株式比率34.4%と上場維持基準の35%の僅かに満たない。

今回の分売による売却株数のうち134,600株(1.0%)は筆頭株主であるベクトルからの売却となっている。

今期から連結化しているため単純比較はできないが、売上高+25%、営業利益+34%と高成長を維持している。

配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

PER34.0倍、PBR13.7倍の株価水準は割高感がある。

株価はこの1年ほどは3,000-4,000円のレンジ相場であり、1日の値動きも100円程度とボラティリティは大きくはない。

これまでの分売でもザラバ中には割れたが寄りではなんとかなっており、短期的であれば一定の利益は見込めそう。

前回までと違って今回からは貸借銘柄であるため、需給的にはまったく問題なく捌けるものと思われる。

ただ値嵩株であるためややリスクがあり、無難に行くのであれば事前ヘッジの上でサヤ抜きに徹することとしたい。

11/8追記:

発表日から400円近く売り込まれており、先月の好決算による上昇前の株価水準は一定の値ごろ感がある。

流動性は向上しているが、ザラバ中の板は大半がアルゴの見せ板であり実際の寄りの気配となるとさらに心許ない。

空売りの入りもいまひとつなため、当初の予定通り事前ヘッジ分のサヤ抜き1万円確保に徹することとしたい。

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