モーニングスターの立会外分売分析

銘柄名 4765】 モーニングスター
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 当社は、本日開催の取締役会におきまして、新市場区分として、「プライム市場」に申請することを決議いたしましたが、「流通株式比率」について、プライム市場区分における上場維持基準(35%以上)を満たしていないため、主要株主による保有株式の売却により、その基準の充足を図ることを目的として行うものであります。

尚、2021年9月30日現在の「流通株式比率」は34.88%であり、上場維持基準の35%以上を満たすまでの比率はわずか0.12%、株式数は108,930株の不足であり、このたび、350,000株の立会外分売を実施することにより、適合基準の「流通株式比率」を上回ることになります。

スケジュール

発表日 2021/10/26 (火)
予定期間 2021/11/09 (火) ~ 2021/11/09 (火)
実施日 2021/11/09 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 530 円
分売枚数 7,000 枚 前日終値 535 円
申込上限 10 枚 分売価格 522 円
PER 58.59 倍 割引率 -2.43 %
PBR 17.79 倍 発表日比 -1.51 %

株式情報

発行済株数 89,673,600 株 時価総額 46,810 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 350,000 株 分売総額 183 百万円
前日出来高 301,400 株 出来高/分売数 86.11 %
対株式数比 0.39 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

※昼休み中発表のため、発表日終値は直前約定値

板・出来高ともに1,000枚以上と流動性は非常に高い。

2018年12月以来3年ぶり4回目の分売実施となっている。

なお前回の3回目は市況悪化に伴い18.6%下落したことによりザラバ中に分売中止発表をするという暴挙をしている。

さすがに今回は数量も少ないこととプライム市場への移行目的もあることを踏まえると素直に実施する可能性が高い。

今期業績は未定のため、四季報ベースでの数値となるが売上高+10%、営業利益+19%と続伸を見込んでいる。

PER32.7倍、PBR3.79倍の株価水準はやや割高感がある。

年間配当は未定だが、昨年同等と仮定すると16円で利回りは3.0%ほど。株主優待として3,9月権利で仮想通貨2,500円分の設定があり総合利回りは12.4%ほど。

株価は概ね450-550円近辺でのレンジで取引されており、直近底値としては節目の500円近辺が意識されそう。

流動性は十分高くこれくらいの分売数量であれば需給面ではまったく問題なく捌ききれるものと思われる。

ただ額面が安いため利幅に関してはあまり期待はできないものの分売価格割れの心配をすることなく参加しやすい。

11/8追記:

やや買い上げられてしまった上に割引率も渋く、分売価格はあまり値ごろ感のある株価とは言いづらい。

しかしながら出来高は十分にあり、分売数量と比べて十分な空売りが入っているため一定の利益は確保できそう。

特に深く考えずに参加方向として問題ないと思われる。

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