キャリアインデックスの立会外分売分析
銘柄名 | 【6538】 キャリアインデックス |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 東京証券取引所の市場区分見直しに関して、プライム市場における流通株式時価総額の基準を早期に達成すること、及び当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2021/09/17 (金) |
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予定期間 | 2021/09/29 (水) ~ 2021/10/06 (水) |
実施日 | 2021/09/29 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,097 円 |
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分売枚数 | 5,500 枚 | 前日終値 | 908 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 889 円 |
PER | 53.35 倍 | 割引率 | -2.09 % |
PBR | 6.58 倍 | 発表日比 | -18.96 % |
株式情報
発行済株数 | 20,967,600 株 | 時価総額 | 18,640 百万円 |
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浮動株数 | 1,404,829 株 | 浮動株総額 | 1,249 百万円 |
分売株数 | 600,000 株 | 分売総額 | 533 百万円 |
前日出来高 | 280,800 株 | 出来高/分売数 | 46.80 % |
対株式数比 | 2.86 % | 浮動株比率 | 6.70 % |
対浮動株比 | 42.71 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は500枚、出来高1,000枚近くと流動性は非常に高い。 2018年7月以来、3年ぶり5回目の常連分売となっている。 プライム市場への移行に関しては、筆頭株主の社長が59%を保有しているため流通株式時価総額は80億円程度しかない。 今回の分売で6億円程度は増加するものの、100億円まで届くには同規模の分売か売出があと2回は必要となりそう。 通期業績を1Q決算時点で上方修正しており、今期は売上高+25%、営業利益L72%の大幅増益を見込んでいる。 年間配当は2.5円で利回りは0.2%ほど。株主優待はない。 PER35.2倍、PBR6.19倍の株価水準はやや割高感がある。 前回までは信用銘柄だったものの、これまで全てにおいて寄りにおいては利益が出る展開となっている。 ただ前回と前々回に関しては値決めで釣り上げがあった故にザラバ中では割れているため一応警戒しておいきたい。 分売数量はやや多いものの流動性も高く今回は貸借銘柄となっているため需給面では特に不安要素はない。 ただ株価にはあまり割安感がないため、無難にいくならば事前に予定数をヘッジしての参加が順当になりそう。 なお無配のため特に影響はなさそうだが、権利落ち日に分売実施というのはあまり前例がないのではないかと思われる。 9/28追記: 発表日から大幅に売り込まれており、分売価格は過去1ヶ月の安値圏で75日線以下と一定の値ごろ感はある。 ただ割引率2%というのはあまりいただけない。 流動性では全く問題なく買い板も十分厚いため一定の利益は出そうだが、空売りは発表日比で2割増程度しかない。 とりあえず参加方針では良さそうだが、過去にも割高な貸借銘柄の成績はいまひとつなことから期待しないでおきたい。 当初予想より市況が悪化しているため、売り物が出やすい可能性がある。寄り前の気配次第での参加可否を検討したい。 |