グラフィコの立会外分売分析

銘柄名 4930】 グラフィコ
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2021/09/10 (金)
予定期間 2021/09/17 (金) ~ 2021/09/22 (水)
実施日 2021/09/17 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,790 円
分売枚数 300 枚 前日終値 3,470 円
申込上限 5 枚 分売価格 3,365 円
PER 54.21 倍 割引率 -3.03 %
PBR 1.52 倍 発表日比 -11.21 %

株式情報

発行済株数 925,100 株 時価総額 3,113 百万円
浮動株数 228,500 株 浮動株総額 769 百万円
分売株数 25,000 株 分売総額 84 百万円
前日出来高 12,700 株 出来高/分売数 50.80 %
対株式数比 2.70 % 浮動株比率 24.70 %
対浮動株比 10.94 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに20枚程度と流動性は乏しい。

スタンダード市場への移行に関しても特に問題なさそうなため、単純な売却目的だと思われるが250枚程度を分売でないと捌けない流動性ならまず株式分割をすべきではないか。

今期業績は新収益基準適用により単純比較できないが、売上高横ばいなものの営業利益は-6%の減益を見込んでいる。

配当は無配だが、株主優待は6月権利で5,000円相当の自社商品詰合せセットと1,000円相当の自社商品券の設定がある。

PER15.7倍、PBR1.61倍の株価水準は市場平均並み。

株価は1年前の上場後の高値から一貫して下落傾向にあり、初値からは半値近くまで落ちて現在は3,000円台半ばにある。

分売数量の絶対数自体は多くないものの、値嵩株でこの流動性だと短期筋の参加が多いと微妙な結果になりそう。

過去の価格と規模感の類似案件ではマサル、昴、はごろもフーズのように同値近辺か割れて始まる事例もあるところ。

指標的な割高さもないが、特にこの銘柄に投資するメリットもあまりないため様子見つつの見送りが無難かもしれない。

9/16追記:

発表日から300円以上下落しており、分売価格は上場来安値以下であり一定の値ごろ感のある株価になっている。

出来高も多少は増加しているためこの分売数量であれば売り物も限定的で需給面は吸収できるのではないか。

類似案件として利益が出たオーテック、ビーロット、エノモトがあり、割れたのは割高だった弁護士ドットコムくらい。

とはいえどうせこの枚数の分売は悩んだところで配分されるはずもなく、運試し程度に参加くらいでいいと思われる。

売りが一巡すれば反転しそうだが、逆に下抜けをすると底値が見えないため損切りラインははっきり決めておきたい。

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