ヤマウラの立会外分売分析
銘柄名 | 【1780】 ヤマウラ |
---|---|
市場 | 東証1部 |
信用区分 | 売禁 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況改善および流動性向上を目的とするものです。 |
スケジュール
発表日 | 2021/09/06 (月) |
---|---|
予定期間 | 2021/09/13 (月) ~ 2021/09/16 (木) |
実施日 | 2021/09/13 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 965 円 |
---|---|---|---|
分売枚数 | 1,100 枚 | 前日終値 | 934 円 |
申込上限 | 20 枚 | 分売価格 | 906 円 |
PER | 21.15 倍 | 割引率 | -3.00 % |
PBR | 1.16 倍 | 発表日比 | -6.11 % |
株式情報
発行済株数 | 21,103,514 株 | 時価総額 | 19,120 百万円 |
---|---|---|---|
浮動株数 | 5,782,363 株 | 浮動株総額 | 5,239 百万円 |
分売株数 | 200,000 株 | 分売総額 | 181 百万円 |
前日出来高 | 276,300 株 | 出来高/分売数 | 138.15 % |
対株式数比 | 0.95 % | 浮動株比率 | 27.40 % |
対浮動株比 | 3.46 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
---|---|---|---|
評価コメント | 板・出来高ともに500枚程度と流動性は高い。 東証1部ではあるが、プライム市場への移行に関しても流通株式比率・時価総額など形式要件は特に問題ないため、大株主による持ち合い株式の売却だと考えられる。 通期業績予想を先月に上方修正しており、今期は売上高-9%の減益であるものの営業利益+30%を見込んでいる。 年間配当は5円で利回りは0.5%ほど。株主優待として3,9月権利で3,000円相当の地場商品の設定がある。なお2021年9月に限って元信州の醸造会社謹製の清酒1本720mの進呈がある。 PER14.2倍、PBR1.04倍の株価水準は市場平均並み。 株価は株主優待による需給インパクトがかなりあり、毎年権利1-2ヶ月前から上昇し続けて権利落ちで急落している。 優待を取得するよりも権利日に向けての買い需要による上昇を取りに行った方が効率的ではないかと思われる。 直近底値としては900円の抵抗線が意識されるところ。 分売数量は発行済株式に対しても僅かで手頃な株価の貸借銘柄であることから、早速注意喚起銘柄となっているが売り禁とならない限りは安定した利益が期待できそう。 9/10追記: 早々に売り禁となってしまっており、売られすぎた反動で空売りが買い戻されてしまっているのは残念なところ。 とはいえ分売価格までに3割以上の買い板があることを踏まえると900円代前半では根強い買い需要があるといえる。 優待権利日に向けて上昇していたところが1ヶ月前の株価に戻った格好であり、出遅れでの買い需要も期待できそう。 比較的手堅く利益の出る案件であり、優待権利日に向けてしばらく持ち越してみるのも面白いかもしれない。 |