明豊ファシリティワークスの立会外分売分析
銘柄名 | 【1717】 明豊ファシリティワークス |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 主要株主である株式会社サカタホールディングスより一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2021/08/27 (金) |
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予定期間 | 2021/09/03 (金) ~ 2021/09/03 (金) |
実施日 | 2021/09/03 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 970 円 |
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分売枚数 | 3,800 枚 | 前日終値 | 865 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 842 円 |
PER | 16.60 倍 | 割引率 | -2.66 % |
PBR | 6.29 倍 | 発表日比 | -13.20 % |
株式情報
発行済株数 | 12,775,900 株 | 時価総額 | 10,757 百万円 |
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浮動株数 | 2,337,990 株 | 浮動株総額 | 1,969 百万円 |
分売株数 | 600,000 株 | 分売総額 | 505 百万円 |
前日出来高 | 507,100 株 | 出来高/分売数 | 84.52 % |
対株式数比 | 4.70 % | 浮動株比率 | 18.30 % |
対浮動株比 | 25.66 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板・出来高とも500枚程度と流動性は高い。 2021年6月に続き3ヶ月ぶり3回目の分売実施となっている。 以前より若干時価総額は上昇したが、流通株式時価総額90億円前後のためプライム市場残留は瀬戸際といったところ。 今回の分売で5億円程度上積みしてもまだ不十分であり、さらに同数程度の分売は必要だが株価下落も伴う諸刃の剣か。 売出人は会長の子供3名で議決権の過半数を有する資産管理会社で、昨年11月にも68万株を市場外で処分している。 今期業績は売上高、営業利益ともほぼ横ばいを見込んでいるが、1Q時点では前期比+21%と好調な出だしといえる。 PER15.1倍、PBR2.45倍の株価水準は市場平均並み。 年間配当は28円で利回りは2.9%ほど。株主優待はない。 株価は4月頃までレンジ相場だったが抵抗線の700円を上に抜けて現在は1,000円近くまで上昇している。 4年前に同規模の数量だった際は利益が出ているが、株価が1/3程度の手頃だった頃のためあまり参考にはならない。 現在の株価位置からもこれだけの分売数量では上値は重くなること必至で利益が出るかどうかは微妙な線といえる。 9/2追記: 発表日から100円以上売り込まれており、分売価格は過去2ヶ月間の安値以下と値ごろ感のある株価になっている。 流動性も大幅に向上しているため、あまり大幅な利益は期待できないがとりあえず参加しておいて損はなさそう。 テクニカル的にも売られ過ぎな水準にあるため、しばらく放置しておけば75日線くらいまでの戻りは期待できそう。 |