橋本総業ホールディングスの立会外分売分析
銘柄名 | 【7570】 橋本総業ホールディングス |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を目的とするものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2021/08/20 (金) |
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予定期間 | 2021/08/27 (金) ~ 2021/09/02 (木) |
実施日 | 2021/08/27 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 2,700 円 |
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分売枚数 | 1,800 枚 | 前日終値 | 2,165 円 |
申込上限 | 5 枚 | 分売価格 | 2,111 円 |
PER | 9.48 倍 | 割引率 | -2.49 % |
PBR | 1.02 倍 | 発表日比 | -21.81 % |
株式情報
発行済株数 | 10,646,526 株 | 時価総額 | 22,475 百万円 |
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浮動株数 | 1,000,773 株 | 浮動株総額 | 2,113 百万円 |
分売株数 | 300,000 株 | 分売総額 | 633 百万円 |
前日出来高 | 460,100 株 | 出来高/分売数 | 153.37 % |
対株式数比 | 2.82 % | 浮動株比率 | 9.40 % |
対浮動株比 | 29.98 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は100枚、出来高50枚程度と流動性はやや低い。 2014年以来7年ぶり2回目の分売実施となっている。 プライム市場への移行に関しては1日平均売買代金が明らかに不足しており、1日8,000株程度は必要とみられる。 会社側としてはプライム市場不適合のIRは出しておらずステルス改善をしたいとみられるが、分売で一時的には改善したとしてもいつまでも効果が持続するとは限らない。 今期業績は売上高+3%、営業利益+5%を見込んでおり、下期偏重型業績で1Q時点の前期比では営業利益+6%と順調そう。 年間配当は65円で利回りは3.1%ほど。株主優待は3月権利でクオカード1,000円分の設定があり、総合利回り3.5%ほど。 PER9.29倍、PBR0.88倍の株価水準は割安感がある。 株価は長期的には徐々に下値を切り上げながら右肩上がりのチャートとなっており、直近底値は2,600円が意識される。 貸借銘柄ではあるが、流動性もあまり高くなく分売総額8億円となると値嵩株も相まって捌ききれるかは微妙なところ。 特に最近ではヘッジをしない参加者層が増えていることからも、近鉄百貨店も再来にもなりかねない。 逆に指標的な割安さと業種的にはそこまで売られる要因はなりづらいため、もう少しはマシな結果が期待できそう。 当日までの流動性改善に期待の上で、無難に想定獲得分は事前ヘッジをした上での参加を前提としたい。 8/26追記: 発表日から2割近く下落しており、分売価格は過去1年間の安値以下と値ごろ感のある株価なのは評価できる。 ただこれだけ下落していると中止懸念から空売りの入りは十分ではなく、近鉄百貨店よりはマシではあるが需給的には完全に安心と言い切れるほどでもない。 ただテクニカル的には十分底値圏でありバリュー株的な買い需要も期待できそうだが、翌日が他銘柄の8月優待権利日であるため資金需要で当日中の売り圧力は重いかもしれない。 当初の予定通り事前ヘッジの分だけ獲得を基本として、マーケットインパクトを与えないように参加としたい。 |