FUJIジャパンの立会外分売分析
銘柄名 | 【1449】 FUJIジャパン |
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市場 | 札証アンビシャス |
信用区分 | なし |
実施目的 | 2018年12月に札幌証券取引所アンビシャス市場に上場しましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、札幌証券取引所本則市場への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。
今回の立会外分売は、その形式基準の充足を図るとともに、株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。 ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で本則市場への市場変更の基準を満たさないと判断された場合には、市場変更が承認されない可能性があります。 |
スケジュール
発表日 | 2021/08/19 (木) |
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予定期間 | 2021/08/30 (月) ~ 2021/09/01 (水) |
実施日 | 2021/08/30 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 482 円 |
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分売枚数 | 1,600 枚 | 前日終値 | 478 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 468 円 |
PER | 33.97 倍 | 割引率 | -2.09 % |
PBR | 2.87 倍 | 発表日比 | -2.90 % |
株式情報
発行済株数 | 2,130,000 株 | 時価総額 | 997 百万円 |
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浮動株数 | 164,010 株 | 浮動株総額 | 77 百万円 |
分売株数 | 75,000 株 | 分売総額 | 35 百万円 |
前日出来高 | 1,800 株 | 出来高/分売数 | 2.40 % |
対株式数比 | 3.52 % | 浮動株比率 | 7.70 % |
対浮動株比 | 45.73 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は30枚、出来高は1桁と流動性に乏しい。 2021年7月に続き2ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。 前回の予想通り、やはり1回だけでは本則市場の流通株式比率25%未達だったため再度の分売実施となった模様。 今期業績は売上高+22%、営業利益130%を見込んでおり、例年下期偏重型で2Q時点では計画通りのため順調そう。 年間配当は7円で利回りは1.4%ほど。株主優待はない。 PER15.4倍、PBR3.08倍の株価水準は市場平均並み。 前回は出来高1枚の状態でかつアップティック基準での値決めという暴挙をしたため、実質的な割引率は皆無だった。 それにも関わらず172,800株(2.3倍)もの申し込みがあり、最近の参加者数増の影響か分売なら内容を見ないで盲目的に参加する層がこれほど多いというのは実に興味深いところ。 未だに前回の分売価格は現在まで一度たりとも上回っておらず、530円前後には塩漬け株と思われる売りが散見される。 地方市場特有の流動性リスクを負って保有するメリットも特になく、自ら損したい参加者がどれだけいるか観察したい。 8/27追記: 前回の分売から1ヶ月足らずにも関わらず出来高は1桁でザラ場引けとなっており、流動性はほぼ改善していない。 それにも関わらず前回の分売がそこそこの倍率で完売してしまったため味を占めたのか割引率2%と絞ってきており、買い板を基準にした割引率は1.4%程度しかない。 このような案件が増えると誰も得しなくなるため不誠実な分売案件については売れ残らせたいところだが、今回も何故か望んで損したい参加者がいるため完売してしまうだろう。 |