ヒップの立会外分売分析
銘柄名 | 【2136】 ヒップ |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2021/08/17 (火) |
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予定期間 | 2021/08/24 (火) ~ 2021/08/31 (火) |
実施日 | 2021/08/24 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 783 円 |
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分売枚数 | 2,700 枚 | 前日終値 | 768 円 |
申込上限 | 30 枚 | 分売価格 | 744 円 |
PER | 27.67 倍 | 割引率 | -3.12 % |
PBR | 1.32 倍 | 発表日比 | -4.98 % |
株式情報
発行済株数 | 3,975,300 株 | 時価総額 | 2,958 百万円 |
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浮動株数 | 795,060 株 | 浮動株総額 | 592 百万円 |
分売株数 | 190,000 株 | 分売総額 | 141 百万円 |
前日出来高 | 93,400 株 | 出来高/分売数 | 49.16 % |
対株式数比 | 4.78 % | 浮動株比率 | 20.00 % |
対浮動株比 | 23.90 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は500枚、出来高100枚程度と流動性はまずまず。 2018年に同数の分売を計画していたが、実施期間最終日まで引っ張った挙げ句に中止するという暴挙をしている。 前回の分売発表日以降に通期決算と次期予想を発表しているためか、当時の重要事実開示後10営業日は実施不可ルール関係で実施できなかったと思われるが実際のところは不明。 スタンダード市場への移行には現状でも支障ないため、株数的には社長かその資産管理会社からの売却と思われる。 今期業績は売上高+4%、営業利益+38%の大幅回復を見込んでいるがコロナ禍前の業績までには復調しない模様。 年間配当は30円で利回りは4.0%ほど。株主優待はない。 PER10.2倍、PBR0.96倍の株価水準はやや割安感がある。 株価は800円前後で推移しており比較的安定感がある。 指標的な割安さと高配当が下支え要因にはなりそうだが、流動性の割に発行済株式の5%近い分売では上値は重そう。 さすがに今回はやらかすことはないと思われるが、前科があるだけに念のため警戒することにしておきたい。 8/23追記: さすがに前科がある案件だけあって、ザラバ中から特に顕著に大引けにかけて明らかに不自然な釣り上げが見られる。 買い板を基準にした実質的な割引率は1.8%程度しかなく、さらに当日安値より高いとあってはあまり値ごろ感はない。 ただ指標的にバリュー株で配当利回りなど加味すれば一定の実需はあるかもしれないが短期筋が多いと厳しそう。 過去半年間の安値圏であるため、分売価格割れを覚悟の上で長期投資前提であれば悪くはない水準かもしれない。 |