近鉄百貨店の立会外分売分析
銘柄名 | 【8244】 近鉄百貨店 |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2021/08/13 (金) |
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予定期間 | 2021/08/20 (金) ~ 2021/08/25 (水) |
実施日 | 2021/08/20 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 3,045 円 |
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分売枚数 | 10,900 枚 | 前日終値 | 2,477 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 2,403 円 |
PER | 65.61 倍 | 割引率 | -2.99 % |
PBR | 5.44 倍 | 発表日比 | -21.08 % |
株式情報
発行済株数 | 40,437,940 株 | 時価総額 | 97,172 百万円 |
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浮動株数 | 2,224,087 株 | 浮動株総額 | 5,344 百万円 |
分売株数 | 518,100 株 | 分売総額 | 1,245 百万円 |
前日出来高 | 143,700 株 | 出来高/分売数 | 27.74 % |
対株式数比 | 1.28 % | 浮動株比率 | 5.50 % |
対浮動株比 | 23.29 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに200枚程度と流動性はやや高い。 現在の流通株式比率は20%以下のため、この分売をしたところで焼け石に水でプライム市場脱落は確実視される。 親会社が株式の63%を握っており、流通株式比率35%超にするには600万株程度の大規模な売出が必要になるとみられる。 今期業績は新収益認識基準適用により売上高は単純比較できないが、営業利益は黒字転換予想なものの先が読めない。 配当は無配で、2,8月権利で買物優待カードの設定がある。 PER57.1倍、PBR2.88倍の株価水準はやや割高感がある。 株価はここ半年間は下値支持線3,000円として下落トレンドの三角持ち合いとなっておりここでどちらにブレイクするか。 久々の貸借銘柄で大型値がさ株の分売となっており、菱洋エレクトロやエスプールのように安定した利益が見込めそう。 ただしエランやアトラエのように空売り不足だと割れる可能性もあるため、空売り前提で1枚50円幅のサヤ取りとしたい。 一応優待権利月ではあるが業績面も微妙で株価の割高さは否めないため、短期勝負と割り切っての参加としたい。 8/19追記: 発表日から2割近く下落しての値決めとなっており、分売価格はコロナショック以来の安値圏と値ごろ感がある。 ただこれだけ下落しすぎていると中止懸念から空売りが買い戻されてしまっており十分安心とは言い難い。 前述のエランの例では貸株残が4割以上でも割れている。 トヨタ減産ショックの余波もあって先物が不安定であることも踏まえると市況と気配を確認してからが無難と思われる。 当初の予定通り事前に空売りを入れただけの獲得目標としてマーケットインパクトを与えないようにしたい。 |