テインの立会外分売分析
銘柄名 | 【7217】 テイン |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2021/06/07 (月) |
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予定期間 | 2021/06/15 (火) ~ 2021/06/17 (木) |
実施日 | 2021/06/15 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,582 円 |
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分売枚数 | 1,100 枚 | 前日終値 | 1,299 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 1,253 円 |
PER | 32.73 倍 | 割引率 | -3.54 % |
PBR | 6.09 倍 | 発表日比 | -20.80 % |
株式情報
発行済株数 | 6,652,250 株 | 時価総額 | 8,335 百万円 |
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浮動株数 | 399,135 株 | 浮動株総額 | 500 百万円 |
分売株数 | 150,000 株 | 分売総額 | 188 百万円 |
前日出来高 | 191,800 株 | 出来高/分売数 | 127.87 % |
対株式数比 | 2.25 % | 浮動株比率 | 6.00 % |
対浮動株比 | 37.58 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに50枚程度と流動性はやや低い。 2020年6月以来1年ぶり3回目の分売実施となっている。 6月30日付けで自己株式125万株の消却を予定しており、今回の分売と併せて東証の市場区分見直しに対する流通株式比率向上のための資本政策の一環と考えられる。 今期業績は売上高+4%、営業利益-4%と15期ぶり最高益を更新した前期と比べると営業益反落を見込んでいる。 PER9.49倍、PBR1.46倍の株価水準はやや割安感がある。 年間配当は34円で利回りは2.7%ほど。株主優待はない。 株価は昨年まで数年間は600円前後で推移していたが、11月の上方修正後は元々の割安さも相まって見直し買いをされており、現在では2倍以上の水準まで買い上げられている。 過去2回ともに同数量の分売かつ手頃な株価と割安感だったにも関わらず終始分売価格を割り込む冴えない展開だった。 もっとも、前回は分売IRを見て本則市場への上場目的と勘違いした輩がいたのかストップ高を付けてからの下落局面での値決めだったこともあるため一概に比較はできない。 指標的にはまだ十分に割安感はあるものの、自己株式消却IRが出てからの株価の高騰はテクニカル的に過熱感がある。 流動性の改善ともう少し安いところでの値決めとならないと、参加者が多ければまた微妙な展開になるかもしれない。 6/14追記: 発表日から200円近く売り込まれており、引け買いのせいで終値はアップティックで引けてしまったが、その分を考慮して買い板から3%割引での実施というのは評価できる。 元から割安ではあったが、分売価格ではPER10倍割れと更に割安になりバリュー株投資家の買い需要が想定される。 流動性もこの分売数量を捌くにはまったく支障なく、それなりの安定した利益が期待できるのではないか。 前日にも1,300円以下では根強い買い需要があったことから、高寄りしすぎなければしばらく持ち越しも面白そう。 |