マミーマートの立会外分売分析
銘柄名 | 【9823】 マミーマート |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2021/05/25 (火) |
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予定期間 | 2021/06/03 (木) ~ 2021/06/09 (水) |
実施日 | 2021/06/03 (木) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 2,340 円 |
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分売枚数 | 700 枚 | 前日終値 | 2,251 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 2,184 円 |
PER | 20.48 倍 | 割引率 | -2.98 % |
PBR | 1.30 倍 | 発表日比 | -6.67 % |
株式情報
発行済株数 | 10,796,793 株 | 時価総額 | 23,580 百万円 |
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浮動株数 | 874,540 株 | 浮動株総額 | 1,910 百万円 |
分売株数 | 50,000 株 | 分売総額 | 109 百万円 |
前日出来高 | 17,400 株 | 出来高/分売数 | 34.80 % |
対株式数比 | 0.46 % | 浮動株比率 | 8.10 % |
対浮動株比 | 5.72 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は50枚、出来高はほぼ1桁と流動性に乏しい。 上位株主を事業法人・銀行・保険会社など新基準では流通株式から除外される対象で占められており、スタンダード市場の上場維持基準の流通株式比率25%以下の可能性がある。 そのために分売を実施することになったと思われるが、先に株式分割など根本的な流動性改善策が必要と思われる。 今期業績は売上高+1%、営業利益-18%の減益予想だが、2Q時点での進捗率は86%とさすがに会社予想は保守的すぎる。 年間配当は42円で利回りは1.9%ほど。株主優待は3,9月権利で買物優待券2,000円または自社商品詰合せの設定がある。 PER8.60倍、PBR0.83倍の株価水準は割安感があり、通期予想の上振れ余地を考慮すると尚更に安い水準にある。 株価は流動性が低い割には直近数ヶ月は2,250-2,350円の狭いレンジで取引されており比較的安定感がある。 最良気配も1%近く離れており一見すると捌けそうにないが、この銘柄もバリュー投資家好みな雰囲気がするため意外と当日は潜在的な買い需要が出て堅調なことがある。 ただ短期筋の参加が増えると微妙な結果になることが目に見えているため、寄りでは分売価格割れ上等で中長期投資を考えている場合には参加してもいいかもしれない。 6/2追記: 値決め日に売り込まれており、分売価格は過去6ヶ月間の安値圏と値ごろ感のある株価となっている。 流動性もそれなりに向上しており、これだけ割安感のある価格であれば当日に一定の実需が期待できそう。 ただし短期筋の参加者が増えると初穂商事のように寄りでは微妙な結果になる可能性があるため、ある程度は持ち越し前提で需給を崩さないように空気を読んで行動したい。 |