マサルの立会外分売分析
銘柄名 | 【1795】 マサル |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。
なお、本立会外分売に関して、分配予定株式数の一部は当社の主要株主である株式会社苅谷が、その保有する当社株式について売却する予定であり、約定結果によっては当社の「主要株主の異動」が発生する可能性があります。 「主要株主の異動」の発生を認識した場合は、速やかにお知らせいたします。 |
スケジュール
発表日 | 2021/05/24 (月) |
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予定期間 | 2021/05/31 (月) ~ 2021/06/02 (水) |
実施日 | 2021/05/31 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 3,560 円 |
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分売枚数 | 700 枚 | 前日終値 | 3,380 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 3,279 円 |
PER | 45.44 倍 | 割引率 | -2.99 % |
PBR | 3.11 倍 | 発表日比 | -7.89 % |
株式情報
発行済株数 | 901,151 株 | 時価総額 | 2,955 百万円 |
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浮動株数 | 249,619 株 | 浮動株総額 | 819 百万円 |
分売株数 | 45,000 株 | 分売総額 | 148 百万円 |
前日出来高 | 3,200 株 | 出来高/分売数 | 7.11 % |
対株式数比 | 4.99 % | 浮動株比率 | 27.70 % |
対浮動株比 | 18.03 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は30枚、出来高は通常1桁と流動性に乏しい。 2015年以来5年ぶり2回目の分売実施となっている。 特段の分売の必要性も乏しく、分売目的の通り第2位株主である株式会社苅谷からの単純な処分売りとみられる。 今期業績は売上高-34%、営業利益-76%の大幅減収減益を見込んでいるが、2Q時点では同期比-19%とそこまで酷くない。 年間配当は大幅減配の50円で利回りは1.4%ほど。株主優待は3月権利600株で「サマージャンボ宝くじ」10枚、9月権利200株で「年末ジャンボ宝くじ」10枚の設定がある。 PER25.9倍、PBR0.69倍の株価水準は市場平均並み。 株価は流動性がない割には意外と3,400-3,600円の狭いレンジで安定しており、いずれ放置すれば戻ってはきそう。 だが発行済株式が少なく浮動株が少ないため、わずか4.5万株程度を分売でないと捌けないほどに流動性が悪い。 さらに最良気配も1%程度離れており、売りたい価格で売却ができない流動性リスクが存在している。 テクニカル・ファンダ的にも特筆してこの銘柄を購入するメリットもなく、株式併合前のため単純比較はできないが前回の分売でも半分の枚数でほぼ分売価格前後で推移していた。 発行済株式の5%と値嵩株であることから売り物が出やすく、分売価格を割り込むリスクがあり見送りが無難そう。 5/28追記: 値決め日に売り込まれているため、分売価格は過去半年間の安値以下と値ごろ感のある株価となっている。 とはいえ流動性は相変わらずなままで買い板も薄いままであり、規模感の類似案件でははごろもフーズのように同値近辺での寄り付きで上値は重い展開かもしれない。 本日の初穂商事はなんとか寄りでは耐えたが、値嵩株ということとそこまで割安感もないことから短期筋の参加が増えると寄りでは割り込む可能性は否定できない。 中長期目的で仕込みたい場合などでなければ、朝の気配は確認しつつも見送り方向が無難かもしれない。 |