コーア商事ホールディングスの立会外分売分析
銘柄名 | 【9273】 コーア商事ホールディングス |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 更なる業容の拡大と企業価値の向上を図ることを目的として、プライム市場への上場を検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るために行うものです。 |
スケジュール
発表日 | 2021/05/13 (木) |
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予定期間 | 2021/05/21 (金) ~ 2021/05/27 (木) |
実施日 | 2021/05/21 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 770 円 |
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分売枚数 | 4,600 枚 | 前日終値 | 707 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 690 円 |
PER | 13.95 倍 | 割引率 | -2.40 % |
PBR | 1.81 倍 | 発表日比 | -10.39 % |
株式情報
発行済株数 | 39,619,980 株 | 時価総額 | 27,338 百万円 |
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浮動株数 | 2,852,639 株 | 浮動株総額 | 1,968 百万円 |
分売株数 | 396,200 株 | 分売総額 | 273 百万円 |
前日出来高 | 756,000 株 | 出来高/分売数 | 190.81 % |
対株式数比 | 1.00 % | 浮動株比率 | 7.20 % |
対浮動株比 | 13.89 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 2020年6月に続き1年ぶり2回目の分売実施となっている。 前回は東証1部への市場変更に伴う承認条件での分売だったが、今度はプライム市場を目指した内容になっている。 現状でも流通株式比率と流通株式時価総額はなんとか満たしているように見えるが際どいため分売実施とみられる。 通期業績を上方修正しており、今期は売上高+9%、営業利益+35%と大幅増益・増配を見込んでいる。 5月1日付けで1:2の株式分割を実施している。 年間配当は10円で利回りは1.4%ほど。株主優待は6月権利でクオカード1,000円分の設定があり総合利回り2.9%ほど。 PER13.6倍、PBR1.83倍の株価水準は市場平均並み。 株価は600-900円前後でのレンジ相場となっている。 発行済株式の1%足らずで流動性も申し分ない貸借銘柄であるため、リスクも限定的で安定した利益が見込めそう。 前回は1万円近い利益の出る案件だったが、株式分割で安くなってしまったためそこまで利幅は伸びなさそう。 6月権利で優待・配当もあるため、手頃な株価で無理に売り急ぐこともなく、下抜けしなければ持ち越しも選択肢か。 5/20追記: 前々日に700円割れまで売り込まれていたが、買い戻されてしまっているのと割引率が渋い点が惜しいところ。 とはいえこの買い板の厚さを見ると700円割れの株価は1ヶ月半ぶりの安値圏も相まって実需が根強いことの現れか。 空売りも十分に入っており、流動性も分売数量に対して申し分ないため利幅はあまりないが安定した利益が出そう。 分売と同日発表の通期業績の上方修正も織り込んでいない株価のため、短期的な売りが一巡すれば戻りも早そう。 |