ジェイテックコーポレーションの立会外分売分析
銘柄名 | 【3446】 ジェイテックコーポレーション |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 売禁 |
実施目的 | 更なる業容の拡大と企業価値の向上を図ることを目的として、プライム市場への上場を検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るために行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2021/04/05 (月) |
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予定期間 | 2021/04/12 (月) ~ 2021/04/16 (金) |
実施日 | 2021/04/12 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 3,610 円 |
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分売枚数 | 2,500 枚 | 前日終値 | 2,970 円 |
申込上限 | 30 枚 | 分売価格 | 2,896 円 |
PER | 103.32 倍 | 割引率 | -2.49 % |
PBR | 6.86 倍 | 発表日比 | -19.78 % |
株式情報
発行済株数 | 5,855,000 株 | 時価総額 | 16,956 百万円 |
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浮動株数 | 1,007,060 株 | 浮動株総額 | 2,916 百万円 |
分売株数 | 250,000 株 | 分売総額 | 724 百万円 |
前日出来高 | 181,800 株 | 出来高/分売数 | 72.72 % |
対株式数比 | 4.27 % | 浮動株比率 | 17.20 % |
対浮動株比 | 24.82 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに150枚程度と流動性はまずまず。 2018年9月以来2年半ぶり2回目の分売実施となっている。 東証の市場再編の影響によりプライム市場への上場を目的とした分売となっている。現時点での新基準による流通株式時価総額は多く見ても93億円程度で100億円には届かない。 一応この分売で基準はなんとか満たすが、根本的には株価底上げなどの対策も必要になってくると思われる。 なお、プライム市場の新規上場基準では時価総額、経営成績基準はまったく満たないが、現時点での東証1部上場企業については経過措置としてそれらは適用除外となっている。 今期業績は赤字寸前だった前期からコロナ禍前の半分程度まで復調見込みだが、下期偏重とはいえ2Q時点で前期比売上高半減となると通期業績は未達懸念があるかもしれない。 配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。 PER103倍、PBR6.86倍の株価水準は割高感がある。 株価は3,000-4,000円のレンジ相場で推移しており、短期的な底値目処としては節目の3,000円が意識されそう。 発行済株式の4%以上で分売総額9億円となるとやや重いかもしれないが、貸借銘柄なのでとりあえずなんとかなりそう。 ただ類似案件としてエーアイ、アトラエが渋いか割れているところを見ると割高株は貸借といえども安心はできない。 例によって値嵩株は売り物が出やすいこともあって、あらかじめヘッジの空売りを入れる前提での参加としたい。 4/9追記: 発表日から600円近く下落して年初来安値での値決めとなっており、分売価格は過去7ヶ月の安値と値頃感はある。 しかし流通株式時価総額を上げるために5%弱の分売発表をした結果株価が17%下落したのでは本末転倒感がある。 発表翌日にまさかの売り禁となったことで空売りがほとんど入らず、さらに前日に返済されてしまっている。 出来高は多少増えているため流動性でカバーできるかもしれないが、指標的な割高さも相まって手出しはしづらい。 短期的には逃げ場くらいはあるかもしれないので朝の市況と気配を確認した上での参加判断としたいが、ここから下抜けをすると底が見えないため見切り時は注意したい。 |