カネ美食品の立会外分売分析

銘柄名 2669】 カネ美食品
市場 JASDAQ
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため

スケジュール

発表日 2021/02/05 (金)
予定期間 2021/02/16 (火) ~ 2021/02/19 (金)
実施日 2021/02/16 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 3,100 円
分売枚数 500 枚 前日終値 2,996 円
申込上限 10 枚 分売価格 2,891 円
PER -237.63 倍 割引率 -3.50 %
PBR 2.30 倍 発表日比 -6.74 %

株式情報

発行済株数 10,000,000 株 時価総額 28,910 百万円
浮動株数 1,860,000 株 浮動株総額 5,377 百万円
分売株数 77,000 株 分売総額 223 百万円
前日出来高 29,500 株 出来高/分売数 38.31 %
対株式数比 0.77 % 浮動株比率 18.60 %
対浮動株比 4.14 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 A
評価コメント

板は150枚、出来高50枚程度と流動性はやや低い。

既に従来の基準でいつでも東証1部に市場変更できたのにあえてJASDAQに残留している感じがするため、単純に大株主からの売却目的であると考えられる。

今期業績は売上高-9%、営業利益-83%と大幅減益で最終益ベースでは赤字転落と厳しい業績となっている。

年間配当は通期赤字のため未定だが、中間は無配転落な状況であり期末配当を実施したとしても利回りは1.0%程度。

株主優待として2,8月権利でセレクトグルメ配達便3,000円相当~の設定があり、ちょうど今月は権利月を迎える。

PERは赤字のため評価不可、PBR1.22倍は市場平均並み。

株価は毎年優待目当てのような値動きをしており、権利落ちで大きく下落して権利日にかけ戻すを繰り返している。

しかしあまりにも3,000円近辺での買い支えが数ヶ月も連続で続いているチャートはさすがに不自然な買い支えに見える。

値嵩株で流動性はいまひとつだが、とりあえず貸借銘柄であるため需給面についてはなんとかなると思われる。

ただ例年の優待取りにおいて逆日歩の常連銘柄であるため、既に注意喚起な状況も相まって売り禁のリスクはある。

短期的には売られても権利日にかけての上昇を狙ってしばらく放置してみるのも面白いかもしれない。

2/15追記:

株価は中期的な底値の3,000円割れまで売り込まれているが、太っ腹な3.5%割引での実施は評価したい。

チャートや板を見ても分かる通り節目の3,000円以下での買い需要は一定数あり、分売価格は値ごろ感がある。

流動性も増加して空売りも十分に入っており、これだけの割引幅があればそれなりの利幅は期待してもよさそう。

分売数量も少なく例年通り優待権利に向けて徐々に戻していくことを踏まえると売り急がなくてもいいかもしれない。

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