キユーソー流通システムの立会外分売分析

銘柄名 9369】 キユーソー流通システム
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況改善および流動性向上を図るため。

本立会外分売は、当社発行済株式の45.3%(自己株式控除後)を保有する当社の親会社であるキユーピー株式会社による一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況改善および流動性向上を図るために実施するものであります。

本立会外分売により、当社の親会社であるキユーピー株式会社の異動が見込まれますが、当社業績への影響はありません。

スケジュール

発表日 2021/01/07 (木)
予定期間 2021/01/18 (月) ~ 2021/01/20 (水)
実施日 2021/01/18 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,707 円
分売枚数 1,700 枚 前日終値 1,556 円
申込上限 10 枚 分売価格 1,510 円
PER 36.58 倍 割引率 -2.96 %
PBR 1.04 倍 発表日比 -11.54 %

株式情報

発行済株数 12,677,900 株 時価総額 19,144 百万円
浮動株数 1,876,329 株 浮動株総額 2,833 百万円
分売株数 253,600 株 分売総額 383 百万円
前日出来高 191,300 株 出来高/分売数 75.43 %
対株式数比 2.00 % 浮動株比率 14.80 %
対浮動株比 13.52 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は300枚、出来高500枚程度と流動性は高い。

筆頭株主で親会社のキユーピーの持ち分を2%ほど売却する見込みとなっており、資本政策の一貫とみられる。

あまり親会社から直接の分売案件というのも多くなく、東証の市場再編における流通株式時価総額100億に際どい会社についてはこのような売却案件が増えてきそう。

前期は売上高横ばいだが営業利益-37%の減益で着地している。今期は売上高+3%、営業利益+46%とほぼ復調見込み。

年間配当は46円で配当利回りは3.0%。株主優待は11月権利でジェフグルメ1,000円分があり総合利回りは3.7%ほど。

PER13.9倍、PBR0.52倍の株価水準はやや割安感がある。

東証1部の貸借銘柄で分売株数もそれほど多すぎないため、順調に空売りが入ればそれなりの利益は期待できそう。

もう少し流動性の改善に期待することにしたい。

1/15追記:

発表日から100円以上売り込まれており、割引率も十分で分売価格は過去3ヶ月の安値以下と値ごろ感がある。

出来高も増加しており、買い板もそれなりに厚くなっているため需給面では問題なく安定した利益が狙えそう。

微妙に大引けで買い上げた輩がいるため値決めはいただけないが、とりあえず損はなさそうで参加しやすい。

指標的に下値リスクは限定的であるため、下抜けしなければすぐに売らなくてもしばらく持ち越してみても面白そう。

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