マーケットエンタープライズの立会外分売分析

銘柄名 3135】 マーケットエンタープライズ
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は2015年6月に東京証券取引所マザーズに上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への銘柄指定を目指し、本年10月26日に市場変更の申請をしております。

今回の立会外分売は、株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部指定が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2020/12/15 (火)
予定期間 2020/12/25 (金) ~ 2020/12/30 (水)
実施日 2020/12/25 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,014 円
分売枚数 3,400 枚 前日終値 1,834 円
申込上限 1 枚 分売価格 1,778 円
PER 26.37 倍 割引率 -3.05 %
PBR 5.92 倍 発表日比 -11.72 %

株式情報

発行済株数 5,226,400 株 時価総額 9,293 百万円
浮動株数 637,621 株 浮動株総額 1,134 百万円
分売株数 140,000 株 分売総額 249 百万円
前日出来高 127,800 株 出来高/分売数 91.29 %
対株式数比 2.68 % 浮動株比率 12.20 %
対浮動株比 21.96 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに200枚程度と流動性はそれなりにある。

2019年11月に続き1年ぶり2回目の分売実施となっている。

10月26日に東証1部への市場変更をしているが、11月1日の上場基準改正前に申請をしていれば従来の基準のため、時価総額が100億足らずの同社は駆け込み申請をしたとみられる。

そのため逆に株主数は緩和の恩恵を受けることができず、2020年6月末現在1,575名と1部基準には不足している。

今期業績はレンジ中央だと売上高+28%、営業利益+24%を見込んでいるが、1Q時点では前期比減益となっている。

配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

PER22.9倍、PBR6.45倍の株価水準はやや割高感がある。

株価は8月に3,000円台を付けてからは徐々に高値を切り下げて下落基調にあり、25日線で頭打ち傾向となっている。

出来高の割に信用買残が25万株程度残っているため、高値でのしこり玉が捌けるまでは当面上値は上がらなさそう。

分売数量は多くないためなんとかなりそうな気はするが、もう少し流動性の改善に期待することにしたい。

12/24追記:

発表後それなりに売り込まれていたが、値決め日に不自然な釣り上げによって上昇しているのはいただけない。

ザラバ中に出てきた1798円の1万株や1830円の5,000株の買い板と高値を取りに行くアルゴの値動きが怪しい。

分売数量は大して多くないためなんとかなりそうだが、買い板は心許ないため売り物が多いと微妙かもしれない。

とりあえず1部昇格絡みのポジティブ要素な分売であることとで逃げ場はありそうな気はするが、値決めがあまりいただけないことから期待しないようにしておきたい。

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