メディアスホールディングスの立会外分売分析

銘柄名 3154】 メディアスホールディングス
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、立会外分売による当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2020/12/04 (金)
予定期間 2020/12/15 (火) ~ 2020/12/17 (木)
実施日 2020/12/15 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 902 円
分売枚数 3,800 枚 前日終値 815 円
申込上限 15 枚 分売価格 791 円
PER 61.39 倍 割引率 -2.94 %
PBR 2.96 倍 発表日比 -12.31 %

株式情報

発行済株数 21,789,724 株 時価総額 17,236 百万円
浮動株数 3,050,561 株 浮動株総額 2,413 百万円
分売株数 330,000 株 分売総額 261 百万円
前日出来高 285,200 株 出来高/分売数 86.42 %
対株式数比 1.51 % 浮動株比率 14.00 %
対浮動株比 10.82 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板はは200枚、出来高30枚程度と流動性は低い。

2017年5月以来3年ぶり3回目の分売実施となっている。

既に東証1部で特に分売の必要性もなく、株主構成からして役員の資産管理会社などからの売却とみられる。

今期業績は売上高+8%、営業利益-36%と大幅減益を見込んでおり、1Q時点での進捗率は27%と想定通り推移している。

年間配当は10円で利回りは1.1%ほど。株主優待として6月権利でクオカード1,000円があり総合利回り2.2%ほど。

PER25.2倍、PBR1.42倍の株価水準は市場平均並み。

株価は850-950円の比較的狭いレンジで取引されており、比較的ボラティリティが低く安定感がある。

前回は株数が少なく利益が出たが、その前は今回の半分の株数だったにも関わらず分売同値での寄りと冴えない。

ただ前回とは違って貸借銘柄に選定さえていることから、空売りがそれなりに入れば需給はなんとかこなせそう。

ただ下げすぎると昨今の中止リスクも勘案してそこまで積極的な売りも入りづらく当日までの状況で判断したい。

12/14追記:

発表日から100円近く売り込まれており、分売価格は直近8ヶ月間の安値以下と値ごろ感のある設定になっている。

流動性もそれなりに改善しており、過去のチャートからも800円以下では一定の買い需要が期待できそう。

あまり利幅は期待できないが、損失リスクも少なく基本的には参加方向としておいて問題なさそう。

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