田中建設工業の立会外分売分析

銘柄名 1450】 田中建設工業
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社株式の流動性の向上及び株式分布状況の改善を図るため。

スケジュール

発表日 2020/11/12 (木)
予定期間 2020/11/25 (水) ~ 2020/11/27 (金)
実施日 2020/11/25 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,500 円
分売枚数 1,600 枚 前日終値 2,090 円
申込上限 50 枚 分売価格 2,027 円
PER 99.46 倍 割引率 -3.01 %
PBR 3.10 倍 発表日比 -18.92 %

株式情報

発行済株数 4,349,800 株 時価総額 8,817 百万円
浮動株数 374,083 株 浮動株総額 758 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 405 百万円
前日出来高 25,100 株 出来高/分売数 12.55 %
対株式数比 4.60 % 浮動株比率 8.60 %
対浮動株比 53.46 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに20枚程度と流動性は低い。

筆頭株主で創業者の資産管理会社が71%:309万株を保有しており、保有株数的に同社からの売却になると思われる。

9月末での1:2の株式分割と併せて将来的には東証2部など市場変更の布石かもしれないが、まだまだ先は長そう。

今期業績は売上高+10%、営業利益+10%を見込んでいるが、2Q時点で既に進捗率80%かつ前年同期比2倍近い利益額となっているためさすがに上方修正の可能性は高い。

年間配当は45円で利回りは1.8%ほど。株主優待はない。

PER14.9倍、PBR2.23倍の株価水準は市場平均並み。

株価は7月の1,500円台から9月に倍の3,000円目前まで高騰してからは反落しており、2,500円近辺で推移している。

浮動株が1割もない状況で発行済株式の4.6%もの数量を分売で処分すると需給悪化で上値は重くなることは必至か。

よほど流動性が高まらない限りは捌ききれない可能性が高く、参加メリットが見当たらないため見送りが無難そう。

11/24追記:

発表日から400円近く売り込まれており、これだけ下落すれば反発してもよさそうだが2,000円が節目になりそう。

実際のところ四季報ベースでのPERは12倍台と成長性を考慮すれば割安圏内なため潜在的需要は期待できそう。

短期筋が見送れば意外と健闘するかもしれないが分売数量は多いため寄りでは微妙とみて、中長期目的で仕込みたい前提であれば打診程度に参加してもいいかもしれない。

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